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2016年6月24日金曜日

とんこつらーめん ひかり

ありえん。本当にありえん。この店が閉店してしまうだなんて。悪い夢だと言ってくれ。そうだ、こんなのはただの悪夢だ。現実ではない。世界の全てのラーメンをかき集めても、その頂点に達するのは豚骨ラーメンのみであるが、その豚骨ラーメンの中でも最も崇高な頂点に君臨しているのがこの「ひかり」である。まさに、豚骨の神様。God of Tonkotsu.
ああ、その神様がお亡くなりになるだなんて。まあ神様はもうすでにお亡くなりになっていると哲学者かく語るけれど、そんな本当に何処にいるかもわからない、あてにならない創造主なんかよりも、この豚骨の神様のほうが、現実に味わうことができるという点において、ずっとずっと崇高で荘厳なのである。その神様がお亡くなりになるなんて。それこそ、この世には神も仏もないのか。世も末だ。
今までなぜこの店をレポートしなかったのかというと、決して避けていたわけでもなく好みに合わないわけでもなく、それどころか、あまりにもこの味わいが素晴らしすぎるがために、俺の稚拙な文章によって価値を貶めてしまわないかという懸念があったから、あえて書かなかったのだ。もう2~3年ブログを続けて、もっと文章がうまくなったら書こうと思っていたのに。それほどまでに、この店は俺にとって、とびっきりのとっておきのお店だ。しかし出し惜しみしすぎたのかもしれない。記事にもしないうちに閉店とは。
確かにこの店、かなり行きづらい所にある。高蔵寺の駅からも結構離れているし、そもそも高蔵寺に何の用事も無い俺としてはなかなか行く機会がなかったのは確かだ。しかし、こんなにも旨い店が閉店だなんてショック過ぎて今まで足をあまり運ばなかった過去の自分を責めたい気分が満載である。悔やんでも悔やみきれない。


とんこつと一口に言ってもこのお店ではかなりの種類があって、


│濃厚ど・とんこつ
│ど・とんこつ
│ひかりらーめん
│び・とんこつ
│しゃび・とんこつ


といった感じで、こってり度合いによってこれだけ種類があるわけです。
尤も、この中で「ひかりらーめん」だけは魚介と合わせた豚骨魚介系ラーメンだそうで、毛色が違うものとなっていますが、これを「名古屋風」と称するあたりはおそらくスガキヤを意識したのではないかと思います。

俺の好みといえば、そりゃもちろん濃厚ど・とんこつ、及びど・とんこつであります。というかこの二つ以外は食べたことがありません。濃厚とそうでないほうとの違いはただ単に濃さの違いというわけではなく、濃厚のほうがよりクリーミーで、ノーマルのほうが匂いが強いという感じで俺としては甲乙付け難い魅力があります。
見てごらん、ほら、この、20時間も煮込んで骨の髄までしっかりと旨味も臭みもあますとこなく煮出したこの寸胴を。これでこそ豚骨の真髄であります。こういう、当たり前ではあるけれどしかし誠実な作り方をしている豚骨ラーメン屋が他にどれだけあることか。俺は他には、とんぱーれくらいしか知らないのです。みんなとんこつというとバカにして、どうせ客は舌バカばかりだから手抜きしてもかまわまないだろうと思って手抜きしまくる店ばっかりなのです。少なくとも名古屋においては、その通りなのです。

濃厚かど・とんこつか迷いましたが、この日は濃厚のほうが売り切れだったので、とりあえずど・とんこつのほうにしました。


ど・とんこつ ¥670

ああっ、嗚呼~~~~~っ!!!!!!もうこれは、言葉に出来ない!
なんという深さ、なんという優しさ、柔らかさ、そしてなんという、鮮烈な刺激なのだ!
この味わいの深みはマリアナ海溝より深く、そしてエヴェレストの頂上よりも高い。
とにかくそんな陳腐な表現しかできない自分がもどかしいっ!
世界中のありとあらゆる幸せを集めて、強火で長時間大事にぐつぐつ煮込んだらこんな味になるんじゃないかっ!っていうようなものすごい味わいだ!
これこそ至上、極上としか言い表せない!!
豚骨が醸しだす、まるで他の追随を許さない限界の無い豊かさの愉悦は、まさにここに集結していると言って良い。
はっきり言って、こんなに旨い豚骨は、名古屋界隈にはここにしかないどころか、俺が今まで生きてきた人生のなかで唯一無二のものだと断言できる!こんなすごい豚骨は、このお店で生まれて初めて味わったし、これから死ぬまでも、それこそ九州に行っても、これ以上のものは味わえないに違いないだろう!!
の、豚骨を探求する人生をかけた長い長い旅は、この「とんこつらーめん ひかり」をもってして、一つのピリオドを打つものだと、そう確信するのである。

やくみ
ただでさえ他の追随を許さないほど抜きん出た味わいの豚骨なのに、それがさらに熟成され深まっているという趣すら顕している。
これは、ただの豚骨ではない。発酵、熟成された豚骨なのだ。
この味わい、香りの奥底にあるのは、単純な豚骨のみならず、発酵食品のそれなのである。
いわゆる、チーズ、納豆、くさや腐乳、そういった香り、味わいなのである。
だからこそ、苦手な人にとっては苦手なのかもしれない、しかし、ヤミツキになる人にとってはまさに他の何をかなぐり捨ててでもこれを食べたいと思うほどのヤミツキになるものであるのだ。
この豚骨の味わいは、単なる豚骨の味ではない。それは、カマンベールチーズ、またはゴルゴンゾーラ・ドルチェロックフォールといったヨーロッパの伝統的な発酵食品ような、例えようもないほどに優しくてなおかつ鮮烈で刺激的な、そのような矛盾した言い方でしか言い表せない複雑なテクスチャを織り成している。そうなのだ、これは、チーズなのだ。牛や羊の乳を使って作るそれらと同じように、この「ひかり」のど・とんこつは、豚骨の濃厚なエキスによって、それもとびきり至上の豚骨スープによって作る一種のチーズなのだ。そのチーズが丼一杯に満たされて、その中に麺が浸っている、そう考えればいい。どれほど味わいが濃厚であるのか、少しでも感じていただけるだろうか。
無論、しかしであるが、そのような西洋的な複雑な味わいと共に、和風の味わいも垣間見せるのだ。そうだ、それは納豆の味わい。それも、とびきり上等な、旨味の濃厚な大豆を使って長期間熟成させられた、最高の納豆の味わいだ。アンモニア臭がするまで長い時間をかけて熟成された納豆の、その至高ではあるが同時に我々にとっては慣れ親しんだ郷愁を誘うような、これまた矛盾したような複雑な味わいを醸しだしている。発酵食品の東西の雄である納豆とチーズ、ただそれ一つだけでも言葉に表すことが出来ないほど複雑なテクスチャを織り成す味わいのそれらが重なりあって、そしてそれがすべて至上の豚骨スープによって作り出されているというこの事実、まさにこれは、芸術である。それも、前人未到の域に達した全く斬新で崇高な芸術作品である!!!!
懐かしさや慣れ親しんだ味を感じさせながら、同時にひどく斬新で前衛的、これこそ人類が追い求めた至高の味覚の栄光の結晶ではないだろうか。こんな素晴らしい食べ物は、ラーメンに限らず、全てのあらゆる料理の中でも、最高の頂点に君臨するものだと俺は思う。あの歴史に名を馳せる美食家ブリア=サヴァランは、この「ひかり」の豚骨ラーメンをもし味わっていたとしたら、いったい何を思索するのであろうか?今となっては、誰も答えることのできない問いとなってしまっているが。
とんぱーれのあの豚骨ラーメンが、偉大で至上でありながらあくまで軽やかであるあの珠玉のモーツァルトの音楽に喩えられるとしたら、この「ひかり」のど・とんこつは、まるでマーラーの壮大な交響曲か、ストラヴィンスキーの血湧き肉踊るオーケストラ音楽に喩えられるだろう。あるいは、神の領域に近づいたあの豊潤で濃厚で例えようもないほどに聴く者の心をやさしく包みこむメシアンの音楽か。
そうなのだ、至上の豚骨スープを味わう時に身体中をかけめぐる快感は、単なる味覚を悠に超越し、時としてエロティシズムさえをも伴うのだ。しかしそれは、例えば射精のオルガズムのような、淫靡で背徳的な快感ではない。美しい少女との、甘く、優しく、永遠に続く愛撫のような、プラトニックなエロティシズムなのである。
死ぬ前の最後の晩餐がもしこの一杯だとしたら、もう俺は思い残すこともなく、安らかに逝けるだろう。
人生の、世界の、様々な幸福がこの一杯に凝縮されていると言って過言ではない。
たとえどんなに極上な最高級のフランス料理や懐石料理でも、この一杯には敵わないだろう。
それほどまでに、このラーメンを食べることは、幸せなのである。
豚骨の神様の限りなく慈悲深い愛情が、ここに集結している。これはもはや、崇高である。
これを食べるという体験、その未曾有な体験それ自体が、幸福そのものなのだ。
これを食べて幸せに包まれれば、戦争や争いごとなどまるであぶくのように感じるであろう。
私はここに、豚骨平和説を提唱する。
日本人がかの大戦後、70年に渡り平和を保ち続けてこれたのも、豚骨ラーメンを食べ続けてきたからだ。
中東地域、アフリカや南米等の各地で戦争や内乱が絶えないのは、彼らが豚骨ラーメンを知らないからだ。
世界の人々がみな、豚骨ラーメンを食べて幸せに包まれたならば、世界からは戦争が無くなるだろう。
その平和の源である豚骨ラーメンの頂点に君するのが、この一杯なのである。
安倍さんも、こんなに旨い豚骨ラーメンを食えば、心の中が幸せで満たされて、考えを変えるだろうに。しかし、このお店はもはや、あと数日で閉店してしまうのである。もはやこれは、平和維持の放棄にも等しい。
何とも悔やんでも悔やみきれない、憂うべきことという一言では済まされないほどの、財産の損失である。
ああ、この伝説的な味わいの豚骨ラーメンは、もはや本当に伝説になってしまおうとしているのか。

まあ、だがしかし、決まってしまったものは仕方が無い。
とりあえず、今月25日までやってるそうですから、みんな行くべし。
しかし、本当に不可解。
味が落ちた気配は全くないし、千客万来。今が絶頂とも言えるほどの人気店じゃないか。
あ、もしかしてあれかな、人気があるうちに引退していい印象を植え付けようという魂胆かな。
でもそんなことして何になる。
食べられなくなるのは事実なんだ。客としては、いくら旨くても、食べられないラーメンなんて無価値に等しいのだ。
いつか、どこかで復活してくれることを望むしかないのか。
でもまあともかく、残された2日間のうちに、我々に出来ることは、とにかく、食べに行くことしかない。
別に俺ひかりの回し者じゃないですからね。それくらいは解るでしょ。
まあ、ともかく。

いや、残念です。

今日の評価は:★★★★★★★★★★  10!です!!!!!!!!!!

実はとんぱーれが9だったのは、この店のために最高評価をとっておきたかったからなのですね。
この凄まじく素晴らしい味わいは、とんぱーれすら凌ぐのだ。
今後、これからの人生、こんな素晴らしい味に出会えることは、豚骨ラーメンのみならずフランス料理やイタリア料理、スペイン料理、懐石料理、中華料理、その他によってももはや出来ないんじゃないかと思っている。
この味を失うのは、あまりにも辛すぎる。
人生、辛いことばっかりだ。
幸せな人生というのは、味わえたとしてもつかの間、ということなのでしょうか。
本当に、辛いという言葉なんかでは言い表せないほど、辛すぎる。


とんこつらーめん ひかり
愛知県春日井市不二町3-1-13
11:30~14:00
18:00~22:00
定休日;水曜日

2016年6月25日をもって閉店予定

2016年6月19日日曜日

濃厚とんこつ まつり

ほんっとうお前らって性悪なヤローどもばっかだよなあ。よってたかって俺一人をいじめて何が楽しいのだ。
いえね、単に俺の悪口言ってくれる分には一向に構わないのですよ。だって悪口言うのって楽しいですからねえ。俺の悪口言って楽しんでもらえるんなら、それはそれで立派な読者さんです。だけども、やれ犯罪予告だとかやれ通報だとか、全くの的外れなことばっかり言いやがって。あげくの果てに重箱の隅をつつくようにほんのちょこっと反射で映りこんだだけの画像を見てキモデブなどと決め付けやがって。あんな解像度の低い画像で何がわかるってんだ。言っときますけど俺、お前らが想像してるようなキモデブなんかじゃなくて、イケメンの長身ですからねっ!
ってのはやっぱりさすがにあまりにもいくらなんでも嘘過ぎですけど、そんなに重箱の隅をつつくのが好きなわりには文章をさっぱり読んでくれて無いんだよなあ。貴様らの目は節穴か。いいか、よく読め。俺は確かに「やりてー」とは書いてるけど「やる」とは一言も書いていない。要するに、願望を書いているだけであって、未来の予定など一言も書いていないのだ。だから文法的にも、犯罪予告が成り立つなんてことは万に一つもないのは自明なことなのだ。俺はちゃんとそこらへん、よく気をつけて書いているのだ。それに画像だって、もし当の本人から載せるのを取りやめてというお願いがあれば、それが本当に本人からの要請であれば、マナーとして、きちんと取り下げるつもりでいる。俺はアンモラル下種野郎だけども、そのくらいのマナーは兼ね備えているつもりだ。よってたかって重箱の隅をつつくお前らのほうがよっぽどマナーがなってない。わーったか。わかったなら、もう少し黙っとれ。全くもう。ぷんぷん。


はい、で、「まつり」ですが、お祭りのほうではなくて、昔流行った「家族計画」というゲームに出てくるとっても可愛らしいロリ少女のほうを俺は思い浮かべてしまうのです。あの純真な、男心のかゆいところをくすぐる茉莉ちゃんにのめりこんでしまったロリコン男性は俺のみならず多数いらっしゃったことかと思われます。尤も、ロリ少女とは言っても名目上は18歳以上という年齢設定になっていたようですが、さすがにその年齢でお赤飯というのはいくらなんでも設定に無理があるんじゃないかと思った人も多いことでしょう。また久々にやってみたくなったなあ、あのゲーム。みんなはやったことある?
しかしこの「まつり」、せっかくのとんこつではあるのですが前評判がかなり芳しくなく、俺にはどうも食指をそそられなかったのです。俺はとんこつが好きですが、しかしどんな豚骨でも好きというわけじゃないのです。そこらへん勘違いしないで頂きたい。美味しい豚骨は本当にしびれるほど心から大好きだけども、マズい豚骨はほんっとうにゲロを吐くほど大っ嫌いなのであります。つまり、好きのほうも嫌いのほうも、振幅が広い。香川の人が、うどんについて似たようなことを言っているのをよく聞きますね。
というわけで、こんな店に行った日には、とんこつ好きの俺ならば確実にイヤな気分に陥ること必至だと思ったので、どうしても行く気が起きませんでしたが、やっぱりなんかの意見を鵜呑みにして自分の舌を使わないのはいかんとおもったし、何やら俺の出番だということになってるらしいので、行ってみるのも良いかと思いました。

まず思ったのが、店の前に着いても店に入っても全然さっぱり豚骨の匂いがしないこと。まともな豚骨ラーメン屋なら、嫌いな人には悪臭にしか思えないが、俺のような豚骨好きにとっては心がワクワク弾むほどの、あのむせかえるような豚骨の匂いがぷんぷん漂うはずだけど、このお店は全くそれがない。おかしいなあ。ここでスープ作ってないのだろうか。チェーン店でもないのにセントラルキッチンとか?

このメニューをみてもなんだかチェーン店臭がぷんぷんしますよね。だいたい、税抜き価格と税込み価格をこうやって併記してる店ってチェーン臭いですよね。とんこつ臭なら俺的には大歓迎なのですが、チェーン臭はどうもいただけません。それに、一番基本の「豚骨白味」で750円というのは、こういう取り立てて特徴もなさそうな普通のチェーン臭い豚骨としてはかなり高価格だと思うのですがどうか。いや、一蘭本郷亭より安いからこれはこれで普通なのかな。これが普通だと思えてしまうあたり、ラーメン界の価格全体がインフレーションを起こしているということになるでしょう。俺の感覚ではこんなの、一杯500円がいいとこ。
というとまた俺の金銭感覚ガーとか言う輩が居そうだけど、君たちはそんなにたくさん余計なお金を払うのが好きなのかね?普通に考えたら、ラーメンに限らずどんなものでも、品質が同じなら、安いに越したことはないでしょ。電化製品を買うときだって、Amazonやら価格.comやらを見比べて、一円でも安い所を選ぶでしょ。それがどうしてラーメンになるとそんなに挙って散財したがるのか、俺にはそこらへんの感覚がよくわかりません。

まあいいさ、とりあえず豚骨白味の食券を店員さんに渡します。
すると店員さん、小鍋に1杯分だけのスープを、ガスコンロで温めはじめます。
あーっやっぱりそうかあ。まともな店なら大きなズンドウにたくさん豚骨の入ったスープが沸々としているはずなのですがねえ。ここにはそれがなくて、代わりに柄つきの小鍋かあ。うーん・・・この時点でもう全然食う気が失せてしまった。ああ、イヤだなあ。もうお金払っちまったから、この明らかにヒドそうなラーメンこれから食わなくちゃいけないんだよなあ。とほほ、全く、お前らにそそのかされてまんまとこんな店に来てしまった俺自身のアホさ加減に腹が立ってきたぜ。


まつり 豚骨白味 ¥750

真ん中にちょこんと乗ってる辛味調味料は、いかにも一蘭とか一風堂あたりのパクりって感じがしますですね。あ、そういや得道の特濃もこういうの乗っかってたっけ。まあ味の変化が楽しめていいのでしょうが、邪魔だと感じる場合もある。
さあーて、全く食欲をそそられないけどしかたない、とりあえずスープから行ってみるか。

・・・・・ん、あれ、あれれれ???いや、こりゃ意外と、そんなに悪くないぜ。

いやもちろん、とんぱーれ我一豚みたいな、全身が浮き立つような多幸感が得られる濃厚な味というわけじゃないけれど、これはこれで、軽めの豚骨スープとしてはまずまず悪くないんじゃないのかな。
豚骨のダシ味自体はかなり軽いけれども、結構な量の油分があって、それが水分と充分に混ざり合って乳化しているから、全体としてとろみもあるスープになっている。だから軽すぎて物足りないという感じは無い。このとろみには多分にゼラチン質も関与しているのでしょうが、片栗粉とか米粉なんかで後から人工的にとってつけたような感はなくて、上手くまとめこまれている。いや、実際は人工的にとろみつけているのかもしれませんが、それでもこのくらいならそんなに気にならない。
感心したのは、タレのしょっぱ味がちょうど良い具合に控えめになっていて、豚骨スープの味を邪魔していないことだ。鶴亀堂をはじめとする名古屋界隈の凡庸な豚骨店は、せっかくの豚骨ダシを、しょっぱすぎるタレ味で台無しにしているというケースが多々あるが、この店は意外にもそういうケースに陥っていない。俺はこのくらいのしょっぱさが丁度いいと思ったけども、これを「塩気が足りない」って言う人もいるからやっぱり名古屋人は概してしょっぱくてぼってりした野暮な味のほうが好むんだろうね。 だからなかなか良い豚骨店が生まれないのだろう。
麺は、こういう豚骨ラーメンにしては若干太め。茹で加減ふつうで食べたけど、特にふにゃふにゃということもなく、まずまずの味。太めにしたのはやっぱり、誰が茹でてもそこそこの食感に仕上がるようにという配慮かもしれないね。

まあ、前評判と前印象が最悪だっただけに、意外にもそこそこまともなものが出て来たのでちょっと感心したのは確かですけども、やはりこれは基本的にはチェーン展開向きの簡易調理キットの味ですね。全体的には大味です。上手く行けばここを一号店として、他店舗展開する予定なのでしょう。歌志軒のとんこつ版みたいなの目指してるのかなあ。
最近の簡易調理キットって、結構進化してきてるんですね。Ippudo Expressとか、NEW OLD STYLEけいすけとかと同じような感じでしょう。特別にラーメン修行していないような素人スタッフが作ってもそこそこの味に仕上がるように出来ているのでしょうね。そういえば、同じく簡易キットを使って出してきたであろうあのラーメンまつりの無鉄砲もなかなか美味しかったですしね。(偶然か必然か、あっちも「ラーメンまつり」でしたね)
だけれどもやっぱりこういうのは、俺の好みには合わないですね。確かに味はそこそこだけども、やっぱり心には響いてきません。そこらへん、チェーン店でも心に響いてくるラーメン福なんかのほうがずっと好きです。つまりチェーン店だからダメってことでは無いのでしょう。問題は、やり方ですね。確かにどんな素人スタッフが作ってもそこそこの味が出るというのはシステム的には素晴らしいことなのでしょうが、やっぱりそうやって心をこめないで作られたモノってのはどこかしら、食べていて虚しさを感じてしまうのです。しかもそれで値段は一丁前でしょう。これで¥500くらいだったら結構秀逸なお店だと思うけど、¥750じゃねえ。
まっでも、名古屋には無駄なお金を散財するのが好きなたちが結構いるみたいですから、そういう人たちには結構よろしいお店なんじゃないでしょうかね。


というわけで、今日の評価は:★★  2、です。

濃厚とんこつ まつり
名古屋市千種区今池1-4-5
11:30~15:00
17:00~24:00

はあー。しかし、なんだか疲れてきたなあ。
前にも書いたけど俺がこのブログやるのは、別にラーメンについてウンチクを語りたいからというわけではなくて、単なる気晴らし、ストレス発散、リビドー解放のためなのだ。しかしこんなに外野にヤイノヤイノ言われるとかえってフラストレーションが溜まるなあ。これじゃあ本末転倒だ。もっと気分よくやりたいものである。

2016年6月18日土曜日

我一豚 豚骨ラーメン

岐阜県の大垣駅周辺には結構用事があって行く機会があるのです。
大垣といえば中村屋に始まり、マルト屋真屋、それに朝日屋など、いろいろと興味深いラーメン店が立ち並ぶ地域だと言えると思います。
尤も、大垣駅というのはなかなかラーメン的には利便性が微妙で、歩いて容易に行けるのは中村商店くらいであり、これはなんか名古屋駅にも支店が出来たし、しかも微妙な味なので、あまり嬉しくはありません。その他のめぼしい店は全て、歩いて行くにはなかなかの距離があったり、そもそも不可能なほど離れていたりします。この「我一豚(読み:がちぶた)」も、まあ歩いて行けないことは無いですが、北のほうへ向かって1.5kmくらいはあるので、あまり疲れているときとか時間が無いときにはなかなか辛いものがあります。
てなわけで、あまり行く機会も無かったのですが、まあこの温暖な季節の夜にちょっとした散歩をするのは悪くないなあと思い、行ってみた次第であります。

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メインは、店名を冠した「ガチブタラーメン」¥790と、シンプルな「豚骨ラーメン」¥690の二本立てですね。前者は太麺で野菜や肉などの具がたっぷり乗った、二郎っぽい感じの仕立てになっており、他方後者はオーソドックスな豚骨ラーメンというわけですね。他にもお決まりの台湾まぜそばとか、今流行りの(?)熊本ラーメンとかもありますけど、台湾まぜそばは嫌いだし、熊本には特に知り合いが居るわけでもないし愛人がいるわけでもないから、とりたてて支援するつもりはありませんので、やっぱりメインのどちらかということになります。
以前「ガチブタラーメン」のほうを食べたときに、「一見いろいろゴテゴテしてうるさいのが勿体無いけど、もしこれがシンプルなラーメンだったらこのスープはかなり旨いんではないか」という感想を抱いたので、今日はシンプルな「豚骨ラーメン」のほうにします。


我一豚  豚骨ラーメン ¥690

わーっはっは!いやはや。これは、ビンゴですねっ!大当たり!いやー、俺これ好きですっ!
久々に、ダイレクトに旨いっ!て思えるとんこつに出会うことが出来ました。

ぱっと見、典型的な博多ラーメンっぽい風に見えるかもしれませんが、実際に食べてみると、それとは全く一線を異にする独特なラーメンなのである。
典型的な博多ラーメンの白色に比べると、このラーメンはだいぶ、醤油の茶色が濃い。おそらくタレには濃口醤油を主に使用しているのでしょう。固形分の脂は見当たらないけど、よく加熱されて液体になった油分が表面を覆っている。
天下一品無鉄砲ほどではないけれど、それでも充分に粘度のある、このとろとろふわふわしたスープを一口飲めば、骨の髄まで強火で長時間かけてあますところなく抽出されたとんこつのおいしさだけが、口の中全体、体全体にふぅわっ!と広がる。身体中が、優しい女性のやわらかで豊潤な肉体に包み込まれたかのような、そんな多幸感に溢れるのだ!そしてそのやわらかさで包みこんだまま、俺の心を、精神を、美しく自由な空へと羽ばたかせてくれるのだ。なんという浮遊感!
嗚呼、これこそが、豚骨が豚骨であるがゆえんの証し、豚骨でなければ絶対に味わえない最大の歓喜である。この喜びを、味わわせてくれない自称豚骨ラーメン屋がなんと名古屋には多いことか。豚骨が豚骨としてあるがべきこの素晴らしい愉悦を享受するためには、名古屋を出て大垣のこんな所にまで来なくちゃいけないのか。本当に、名古屋のお店も、こういう豚骨ラーメンを見習って欲しいのですよ。なんで名古屋市内ではこれを食うことが出来ないのか。いや、これと全く同じものをってわけじゃなくて、違った様式のラーメンで良いから、豚骨が豚骨としてしかるべき、この幸福感、浮遊感を味わわせてくれる店があればいいのだが、残念ながら殆ど無いんだよね。名古屋不毛過ぎだろって思うのだ。
惜しいのは、タレがちょっと強すぎるってところなんだよなあ。といっても、このどっしりとした豚骨を味わうのに邪魔になるほどではないし、あのイヤな甘ったるさは皆無なので、ゆうゆう許容範囲ではあるのだが、でももうすこしタレのしょっぱ味が控えめであったなら、もっとよりじっくりと、この素晴らしき濃厚な豚骨のオーセンティックな醍醐味を楽しむことが出来たかもしれない。ここらへんは、名古屋人じゃないけど東海人独特の癖なのかもしれないですね。

まあタレの強さが若干気になるとはいっても、それでも完璧に近いこの素晴らしきとんこつスープに比べると、麺はなかなかに凡庸である。所謂博多ラーメンによくある低加水ストレート極細麺とは全く異なっていて、むしろ昔ながらの醤油ラーメンに使われそうな中細ちぢれ麺である。かん水の匂いもそうとうに強い。
スープとの絡みは素晴らしく良くて、麺を啜るとあのとんこつならではの愉悦を楽しむことができる。濃厚でとろみのある豚骨にこのような中細縮れ麺を合わせるというスタイルはもしかしたら無鉄砲を参考にしたものかもしれませんね。これ自体は博多ラーメンにはない良さがあって、not博多but豚骨という領域における秀逸なものであると思います。
しかしこのかん水臭さはちょっといただけないなあ。せっかくの豚骨スープなのに、ちょっと苦味が邪魔しているように感じるぞ。スープ自体も、麺のちぢれとスープとの絡みも素晴らしいだけに、このかん水臭さはかなり惜しい。ここらへんもうちょっと、無かん水でとは言いませんが、もうちょっと減らすわけにはいかないのでしょうかね?まあかん水減らせばそれだけいい材料を使わなくちゃならないだろうし必然的にコストが上がっちゃうというのはわかるんですがね。
うーん、いくら質が上がってもそれに伴って値段が上がるのは俺好きじゃないからなあ。難しいところだなあ。

ま、麺はやっぱり勿体無いとは思うけど、それでもこの豚骨スープの素晴らしさはちょっと何物にも代えがたいほどの魅力を持っています。俺は、ラーメンはスープこそが命で、麺や具などはサイドメニューだと思っているので、麺に若干不満があっても、スープがこんだけ凄いのですから、この「我一豚」の豚骨ラーメンは、総合的に考えればとても素晴らしいラーメンなのだと言うことが出来ます。

しかしそんな最高のとんこつスープにひけを取らず、俺の心を釘付けにしたのは、厨房やフロアで一生懸命働いている、この女性店員さん。相変わらず画質が悪くて申し訳ないのですが・・・





まあはっきり言って、顔自体は別にそれほどかわいくないけども、しかし、見てください、この豊潤なおっぱいを!




すげ~!いったい何カップあるんだ?まさに爆裂、ダイナマイトおっぱいですね!
いったい何を食べたらこんなものすごいおっぱいになるのでしょうか。やっぱり、ここの濃厚豊潤なとんこつラーメンをまかないで食べているからでしょうか?それとも、大垣だから、水がきれいだからでしょうか。なんにしても、この間の女子高生もかわいかったし、大垣ってのは実はおっぱい大国だったのですね。これは今の今まで知りませんでした。
首筋から地面まで降ろした垂直線から測って、いったい何センチ、前に出ているのでしょうか!?ぜひとも測らせてもらいたいですねっ。そして、測るふりしながら、偶然を装って、ちょこちょこと、この炸裂おっぱいに触れ合いたいですっ☆
いや、いっそのこと、そんなチマチマしたことなんかせずに、おもいっきり、背後から抱きついちゃって、この豊満なおっぱいを両手で鷲づかみにしてもみくちゃに揉みしだきたいです!お仕事中に邪魔しちゃうのはかわいそうだけども、でもそれも接客の一環として、お客である俺にサービスしてほしいですねっ☆
もっとも、いきなり突然揉みついたら、この子もびっくりして思わず声をあげてしまうだろうから、そうならないように、ちゃんと片手で口をきっちりふさいであげて、それで同時にもう一方の手を、女の子の腕の下からすっと入れて、この赤く「ガチブタ」と書かれた文字の上から、手のひらでめちゃくちゃに揉みまくりたいです。そうすれば、他の店員さんやお客さんに気づかれないように、この子の最高なおっぱいを思う存分楽しむことができるのではないでしょうか?なんとかして、上手くやれないですかねえー。
 そして、彼女のお仕事が終わったら、帰り道の彼女に「さっきは突然ごめんね。お詫びに家まで送ってってあげるよ」と声をかけて、彼女と一緒に並んで歩くのです。そして帰り道の途中、どこか公園に誘い込んで、彼女の背後から密着し、服を着させたまま彼女のダイナマイトおっぱいを両手で揉みまくりながら、コンドーム装着なしで彼女に挿入し、このおっぱいに負けないくらい肉厚なお尻に挟み込まれながら彼女の奥底にたっぷりと中出し、といきたいところですが、やっぱりさすがにそんなに上手くはいきませんよね。ああ、辛いです。
ああ、もう彼氏いるのかな、いや、ひょっとすると結婚してたりするのかな、さすがにそれは無いかな、だって結婚してたら大抵働くのは昼でしょう。この子居たのは夜だからなあ。とするとやっぱり学生さんかな。ひょっとするともう、ここの男性店員の誰か、あるいは複数は彼女とセックスを楽しんだのでしょうか。ああ、そうだとしたら羨ましすぎる。俺もここで働きたいです。でも俺なんか採用してもらえるかなあ。もらえなかったら悔しいよなあ。
ああぁ~~~、揉みてー、ヤりてー、犯してぇ~~っ。どうしたらこんな良い身体つきの子とセックスさせてもらえるのでしょうか。いや、別に、付き合ってくれとまでは言いません。だって、多分だけど、カラダは最高でも顔はいまいち可愛くない女ってのは、一度ヤる分には最高に興奮するだろうけど、付き合って毎日顔を合わせることになったらすぐに飽きるに違いありません。ましてや結婚なんかして歳取ったら、顔がかわいければまだ救いがあるでしょうが、体だけが豊満なババアなんて目もあてられませんからね。貴女がこんなにも俺やその他世の男性の心を鷲づかみにするのは、今のうちだけですからね。だから、別に付き合って下さいだなんて言いませんから、せめてセックスの一発くらいでいいので、ヤらせて欲しいものです。なんとかお願いできないですかね?
いや、セックスまでは無理にしても、せめて、このおっぱいを思う存分に揉ませてもらいたいものです。それくらいなら、もし彼女がノリのいい人だったら、もしかしたらさせてくれるのではないでしょうか。でも直接頼むのはカケですよね。だって下手したらセクハラと取られかねないですからねえ。せっかく旨いとんこつラーメンなのに、出禁になったら辛いですからねえ。ああ、女の子って本当難しいよなあ。

こんなすごいおっぱいが、ちょうど、座った俺の目線の高さに、デンと居座っているのです。とても、ラーメンどころじゃありません。この豚骨スープはとっても美味しかったけど、でも食べてる最中に、こんなおっぱいが目の前に現れては、とても味に集中できません。これは、このお店の最大の欠点であり、なおかつ最大の魅力であります。ラーメン屋に入って、こんなにカウパー氏腺液がタラタラ垂れ流しになったのは、生まれて初めての経験です。こんなの、生殺しですよ~~~。そんなに俺に見せ付けてくれるんなら、ちょっとくらい触らせてくれたっていいじゃんかー。だめなのかなあ。
まっ、でも、勿論だけど、それによってこの店の評価が下がったりはしません。とりあえず、味の点に関しては、完璧とは言わないにしても、これだけ幸せになれる豚骨スープに出会えることはなかなか無いでしょう。

てなわけで、今日の評価は:★★★★★★ 6!です!

うん、純粋に味だけで行ったら無鉄砲一陽軒あたりのほうがもう少し上でしょうけどね、こっちはすぐ来れて、値段も常識的でしかもその上これだけ旨いっていうことで、総合的にはこっちのほうが上なのです。
それに、俺個人の事情ですが、大垣駅から結構歩くとはいえ、お店は22:00まで営業しているので食いっぱぐれることはないし、別に終電を逃すほどでもない。とんぱーれなどよりもむしろ、俺の行動圏内としては訪問し易い、ということになるのです。旨くて、割とアクセサブル。そして値段もそこそこ常識的な範囲内。それに、おっぱいがとっても大きい女性店員さんにも会える。
これは、もっともっと、通わなければならない店だと思いました。大垣に用事がある度に寄っても良いくらい。このくらいの距離を歩く手間をケチってこの味を見逃していただなんて、ちょっと勿体無いです。過去の自分に断罪すべきでしょう。
しかし、あんな良いカラダした女とヤれる機会なんて、この俺には一生の間にも訪れることもないのだろうかなあ。本当に辛いよなあ。
いや、ヤれなくても、せめてあの爆裂おっぱいを、一揉み、させてくれないかなあ・・・直接懇請に頼み込んだら、ひょっとしたらそれくらいは、させてくれるだろうか?
いややっぱ無理かなあ・・・あああああああ、俺は一体、どうしたらいいのだ。


我一豚 ガチブタ
岐阜県大垣市中川町1-732-3
11:30~14:00
18:00~22:00
定休日:水曜日

しゃんがりら Shangari-La ラーメン

このお店は元々「富良野ラーメン」だったわけで、だから北海道風の味噌ラーメンが看板メニューなのですが、俺はこの普通の「ラーメン」、所謂醤油ラーメンも甲乙つけがたいほど好きなのです。こっちのほうが少し安いし、いつも迷うところなのです。
しかし、いくらこの醤油ラーメンが美味しいからといって、この店は季節によって頻繁に味を変えてくるのです。このあいだ美味しかったからといって、今日美味しいとは限りません。そこらへんのスリリングな楽しみを含めて、この店(というか、HG系列店全般)に魅力を感じる人は少なく無いのでしょう。


しゃんがりら ラーメン (醤油ラーメン) ¥720

味の傾向としては、基本的には女子らけのラーメンに似ていますが、女子らけに比べると醤油ッ辛さが軽減し、豚骨出汁も軽めにしてあるので、かなりあっさりした味わいになっています。この味の根底にはいわゆる「昔ながらの中華そば」的なニュアンスが流れていると、俺は思います。
その代わり、固形成分の豚脂が女子らけに比べると多めになっていますので、物足りなさを感じることはありません。俺は醤油っ辛さも嫌いではないけどそれ以上に脂が大好きなので、どっちかというとこのしゃんがりらのラーメンのほうが女子らけより好きなくらいです。

ですが、今日のこの味は、どうもいただけない。
元来、このしゃんがりらに限らずHGさんのやっている店は概して、気温の低い季節には濃厚になり、気温の高い季節にはさっぱりした味付けのほうにチューニングしてくる、という傾向があります。たしかに、これからの季節、外を歩くだけでどんどん体力を奪われます。ですのであまりダシが濃厚ではなく、酸味も利かせたようなさっぱりした味わいのほうがお客にとってもしっくり来るでしょうから、狙いは間違っていないと思います。
まっちゃんは否定するけどさ、これは紛れも無い事実ですよ。知ったかぶりもいいとこって感じ)
しかし今日のこのラーメンは残念ながら、さっぱりとかあっさりというよりも、出汁のコクが足りないって感じです。それに、このチャーシューも、以前と比較してもちっちゃい。
昔はすごくデカかったのになあ。変わっちゃったのかなあ。いや、やっぱり、これはこの季節だからでしょう。

結局、夏場に合わせてあっさり目にチューニングしてきた、というよりも、ただ単に、この季節、食材が腐りやすいから、ムダな廃棄を減らすためにコストダウンしただけ、という感じが否めないのです。
やはり、これからの夏場の季節は、このしゃんがりらや、ら・けいこ等の、HGさんが元締めをしている系列のお店は、避けたほうが無難なんじゃないかなあと、個人的には思うわけですね。

というわけで、今日の評価は:★★ 2、です。

これはちょっと残念だなあ。
言っときますが、この「しゃんがりら」の「ラーメン」自体は、俺好きですよ。今日(6月)のこの味のチューニングが、いただけなかったっていうだけです。また秋冬になったら食べに行くと思います。


しゃんがりら Shangari-La
名古屋市中区栄2-1-15 DCCビル1F
月~金 11:00~14:30 18:00~23:30 
土曜日:昼のみ
定休日:日曜




まあ、俺はいつも読んでる人がうんざりするような長文ばっかり書きたがりますが、たまには簡素な文で終わっちゃうときもあります。要するに体力が無いときもあるんですよ。これから夏ですからね。名古屋の夏はねちねちしていていやらしい暑さなので嫌いです。名古屋の何が一番嫌いって、この夏のイヤらしい暑さなのですね。人間性云々とか味覚云々はむしろ後付けです。
尤も、名古屋の女の子がかわいくない原因は、このいやなねちっこい暑さに毎年耐えなければならないせいで性格がひん曲がってしまったせいなんじゃないかとも、俺は思っています。
そもそもなぜ俺がこんなに長文書くのかというと、それはラーメンについてたくさん語りたいから、ではなくて、ただ単にストレス発散なのですね。ほら、よくカラオケとかで、周りの人が不愉快になるほどひっでぇ声をぶちまけてストレス発散する輩が居るでしょう。それと同じです。俺はカラオケに行く趣味がないので、代わりに、読んでいて不快になるような長文をぶちまけることで同じような効能を得ているのです。要するに、俺が書いた文章を読んで人が不快になればなるほど、俺にとってはストレス発散になるのですね。ラーメン云々とかは、ただ単に、ストレス発散のための口実に過ぎないとすら言えるでしょう。本当は、題材なんて何でもいいのかもしれません。
以前に「人を不快にさせる事に何か意味を感じているの?」というコメントに「そのとおり」と返事したのは、大まかにざっくり言えばこういう事なのですね。この快感は例えば、壮大な屁をぶっこいた時の解放感にも似ていますし、たまりに溜まったウンコをどばぁばぁばぁばぁあぁ~~~っと垂れ流すあの快感にも近似しているのです。そうです、これは一種の、排泄欲なのですね。
まあ結局後締めでだらだらと書いてしまいました。やっぱ俺はどうしてもこうなっちゃうんですかね。悪しからずっ。

2016年6月3日金曜日

サッポロラーメン エゾ麺★ロック

名古屋は味噌の国なはずなのに、ろくな味噌ラーメンの店が無いのは不思議なことです。名古屋特有の味噌ってのはつまり八丁味噌のことであり、つまりそれは愛知県岡崎市の生産品であるわけで、名古屋市のものですらないのに、なぜ八丁味噌が名古屋を代表する味覚になっているのかはわかりませんが、ともかくも名古屋独特の味噌というのはもっぱらうどんやおでん、どて煮、カツなどに使われ、ラーメンに効果的に上手く取り入れられている例は皆無なのであります。俺が知らないだけで、名古屋の味噌を使った旨いラーメンがどこかにあるのかもしれませんが、俺の知る限りではたいてい観光客向けのくだらないシロモノばかりなのであります。
かといって、名古屋やその周辺には、いわゆる北海道、札幌系味噌ラーメンやその他の味噌ラーメンのまともな店も無いのであります。俺の好きな九州豚骨ラーメンもあまりマトモな店は少ないですが、やはりとんぱーれがあるし、だいぶ落ちるけど大幸ってのもある。一番軒も今はひどいですが尾張旭にあったころは結構美味かったし、日進の、今は「一番舎」というクソなつけ麺屋になってしまっているあの場所も元は「一番軒 澤田家」というすばらしい長浜とんこつラーメンであったわけです。あの澤田家がなくなった時点で一番軒系列は俺の中で完全に終了したのですが、まさかここまでひどい状況になるとは夢にも思いませんでした。現状がどんだけ酷いかは、とりあえずビルヂングのけいすけの隣に行ってみればわかります。
まあ一番軒の話はおいといても、要するに、豚骨ラーメン以上に、味噌ラーメンのろくな店は名古屋に無いのですね。名古屋で唯一俺が旨いと思う味噌ラーメンは実に、「しゃんがりら」一択なのです。なりたけも好きではありますがあれは味噌ラーメンとして好きというより背脂がたくさん乗ったラーメンとして好きなのであって、あの店は別に味噌だけじゃなくて醤油も同じくらい好きなわけで、味噌ラーメンならではのアドヴァンテージがあるわけではありません。銀のくらはなんだか高いだけで大した味じゃないから嫌いだし、熊ちゃんの店は、好きな人は好きらしいけど俺みたいな若造にはあっさりしすぎて物足りないし、さっぽろ亭と来た日にはあんなのは業務スープに味噌溶かしてるだけのようなクズにしか思えないのであります。他になんかいい店あったっけ?ああ、ふくろうはまだ行ってないです。あれは山形ラーメンだよなあ。名古屋でわざわざ山形のラーメンを食べようとは思いません。他になんかあったら教えろください。
そんなわけで、この「エゾ麺★ロック」も、どーせ大したことないだろうとは思いましたが、いつもしゃんがりらばっかりでは飽きるし、さすがになりたけはコンディションを選ぶので、一度くらい食べてみてもいいかなあと思い至ったわけであります。
だいたい、こういう店名嫌いなんですよね。なんか店名のインパクトで客を呼ぼうとしている。「中カソバ まつ子。」もその類ですよね。出てくるラーメンは凡庸そのもの。でもこういうのにコロっとだまされる客って名古屋人に多いんですよね。明らかに狙ってるでしょう。
(上でしゃんがりらを褒めておきながらまつ子を貶すなんて、一貫性がない、と言われるかもしれませんが、俺は別にHGさんの擁護者でも批判者でもなくて、そんなことは全然関係なしにただ単に旨いものとマズイものをその通りに言っているだけなのです)
この周辺、プロの女の人とお遊戯できるお店が集まっています。俺こういう店行ったことないんだけど、そんなに楽しいのかなあ。ああいうヤり慣れてる女の人とヤったってつまらないだろう。それよりも、電車の中で偶然出会った女子高生とかを連れ出して公園なんかに連れ込んでヤるほうが気持ち良いと思うんだけどねえ。俺のほうが少数派なのかなあ。まあどっちもヤったことがないからどっちがいいのかはわかりません。
さて、麺の箱に「西山ラーメン」と書かれています。それに、店内のいたるところに「西山ラーメン」と書かれたポスターが貼られているので、このお店は「西山ラーメン」というラーメンチェーンの支店か暖簾分けかなんかだと最初思いましたが、どうもそうではないようですね。ただ単に「西山製麺」という会社から麺を仕入れているだけなのですね。札幌のほうではこの西山製麺の麺は主に家庭用向けであって、お店でこれを使っている所にはロクなものがないということが定説になっているそうですが、あえてわざわざそんな麺を使ってくるあたり、どーせ名古屋人にはこの程度で良いだろうという、上から見下した態度が見え隠れします。俺も名古屋人をバカにしているけど、一応住んでいる手前、他所の人にバカにされるとそれはそれで腹が立ちます。
(尤も、バカにされている事にすら気づかずのんきに褒める名古屋人達もどうかと思いますがね)



いやあ、しかし、ここも高いなあ・・・800円ねえ。俺が大好きなとんこつだって一杯800円じゃ高いと思うけど、味噌ラーメンで800円ねえ。ちょっとこれはどうかと思います。チャーシューにすると軽く1000円超えるなんて。みんなはリッチマンだから俺の金銭感覚がおかしいっていうけど、だって1000円稼ぐのって大変じゃありません?俺はかなり大変だと思うのですよね。学生時代なんかに肉体労働のアルバイトしたことある人ならその気持ち解ってくれると思うんですが、みんなそんなに苦労してないのかなあ。その1000円をつぎ込むのだからよっぽど幸せな気分にならないと元は取れませんよ。ラーメンなんかに1000円も出すなんて俺には考えられません。ラーメンは安くて美味い、のが定石でなければいけません。

しばしば言及されることですが、味噌ラーメンってのは、最大の欠点があるのです。それは、「味噌という調味料は、味が強すぎる」ということであります。あまりに味噌の味が強いために、ダシの味や麺の味なんかがよくわからなくなってしまって、結果的にテキトーなダシでもきちんとしたダシでも大した違いが無くなってしまうのです。これは醤油、塩、そしてとんこつラーメンにはない、味噌ラーメン独特の欠点であります。「ラーメン発見伝」の藤本さんも同じことを言ってます。クリックで拡大しますので一読願いたい。

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藤本さん「つまり、味噌という調味料はうますぎる・・・それが味噌ラーメンの最大の魅力であり、最大の弱点なんです」(中略)
勇太のオフクロ「・・・痛いところを突かれちゃったサ。だから味噌ラーメンは難しいんだよ。手抜きスープもキチンと取ったスープも一緒くたに味噌の旨味に塗り潰されちゃって・・・できたものは60点と70点ぐらいにしか違わなくなるんだよねェ・・・」


(久部緑郎、河合単「ラーメン発見伝」第3巻より引用 )

俺も全くその意見に同感です。せいぜい頑張って作っても70点止まりになってしまうんですよね。だから味噌ラーメンなんかに800円も出すのは辛い、と言うのです。
それを克服するには、一つの方法として、味噌の味の強さに負けないほどの濃厚なダシを取ってしまえばいいと、この後藤本さんが提案するのですが、オフクロさんは「それじゃ濃すぎて万人に受けない」ということで却下するのです。しかし、俺はまあ、ひとまず、それで良いような気もするんですよね。そもそも俺はこってりしたラーメンのほうが好きなので。で、それを踏襲しているのがあの、「しゃんがりら」の味噌ラーメンなんですよね。だから、今のとこ、食べる価値がある味噌ラーメンは、名古屋にあの一店しかないと断言するのです。
さて、果たしてこのエゾ麺★ロックはどうなのか。




みそラーメン ¥800

札幌ラーメンらしく、結構な量のラードが浮いていますね。しかし、札幌ラーメン独特の、火入れしたラードの香ばしさがありません。これはどうしたことでしょう。火入れしたラードは、軽く焦げて香ばしい香りを醸しだすものですがねえ。これはもしや、きちんと火入れしてないのか?札幌ラーメンなのに?いや実際どうなんでしょうかね。
摩り下ろししょうががちょこんと申し訳程度、肉の上にのっかっている。食べながら溶かして味を変えるためなのだろうが、こんなちょこっとじゃほとんど意味ないでしょう。見た目ちょっとだけ洒落っぽく見えるだけの、ただの飾りですね。
まずスープから行きますが・・・あれれれぇー。これも、甘いよぉー。
なぜなのだろう?名古屋風のラーメンってわけじゃないのに。あの糞みたいな甘ったるさは西日本特有のもので、北のほうはあまり甘ったるい味付けをしないもんだと思っていたが、そうでもないのか?それとも例によって名古屋人の味覚に合わせてきているのか?ちょっとその判断はできませんが。
だけど、俺はこの甘さ、嫌いです。
もっとも、甘さだけではなくて、味噌のしょっぱさも相当強い。ラードのおかげか、温度もなかなかにアツアツである。ここらへんはまあ、好感が持てるところだけど、でも、甘さとしょっぱさと温度のおかげで、確かにどんなダシが使われているか全くわからないほど塗りつぶされている。味噌だれとアブラの味の強さに、ダシの味が対抗できていないのだ。まさに上記の言及通りの、欠陥ラーメンである。
が「野菜だの動物系の旨味が云々はよくわからん」と書いてるし、酉勃妊も「味としては紛れもなく味噌」と書いてるが、まあそういう風にしか書けなかったというのも頷けるぜ。
本当につまらん味だ。60点と70点ぐらいの違い、と上記のマンガには書いてあるけど、それに当てはめればこの「エゾ麺」のみそラーメンは、65点くらいに位置するのではないでしょうか。まさに中庸、凡庸。
そしてこの「西山ラーメン」とやらの麺はまた、スープ以上にひどい。なんなんだよ、この、まっ黄色に染まったゴムみたいな麺は。余談ですが「まっ黄色」って書こうとすると「末期色」って変換されるんですよね。でもそれもなかなか言い得て妙でしょう。だってこの、歯石がこびりついた不潔な歯のような不自然な黄色は、かん水の使いすぎでもたらされるものだからだ。かん水使いすぎると、ぷっつんという歯切れを通り越して、ゴムみたいにごわごわにちょにちょになるんだよね。まさにこの麺がそう。
しかし、かん水だけでこんな不自然な末期色になるかねえ?卵の黄身を使っているのかなあ。いや、こんな店でそんなコストのかかることをするはずはないから、これは着色料で色をつけているんじゃないかと思うんですよね。ひょっとしたら、タール系色素の黄色4号とか5号とか、そんなやつかもしれません。あの、石油から合成するやつです。あれじゃなくてアナトー色素とかの天然色素かもしれませんが、どっちにしても、これは自然発生的な色ではなくて人工的に着色したものでしょうね。さすがに、味分析ではなく、色分析は食べただけじゃわかりませんが。
この麺も、ほとんど味なんてわかりませんね。味噌だれとアブラの味が強すぎて、かん水臭いとかそういうのを感じることはありません。だから丁度いいのかもしれませんね。
ただし、このメンマはまたさらにひどい。これは、このタレ味の強さにも負けないほどの重曹臭さがぷんぷんするのだ。重曹を使うとメンマが早く戻るらしいですね。俺はラーメン屋じゃないしそういう製造現場のことはよくわからんけど、つまりそうやって時間短縮したせいでマズくなっているのでしょう。全く、一陽軒とは対照的な、誠意のこもっていない仕事ですね。

これだけコンテンツがお粗末なのに、意外とそこそこ食える味に仕上がっているというのは、やっぱり味噌という調味料に特有の、魅惑的な力強い風味のおかげなのでしょう。決して、全体として「マズイ」とまでは思いませんでした。だけどこれは、全然心にぐっとくるものがありません。マズくはないけど、食べていて本当につまらないラーメンなのです。温度こそ熱いものの、その内容は、心が通っていない冷たい味です。まさに腹をふくれさせるだけの機械的なエサ。こんなものに800円出す筋合いは、俺にはありません。
そういえば客層は俺の他には、なんかガタイがデカくて、やたらとピアスだのネックレスだのアクセサリーをちゃらちゃらさせた、いかにも粗雑そうな、ケンカっ早そうな男性陣数名でした。きっとこれから、ここらへんの近所のお店の、プロのおねいさんたちとプロレスごっこでもヤって遊ぶのでしょう。それとも、もうヤってきた後なのかなあ。どっちにしても、この人たちにとっては、味なんてどうでもよくて、プロレスごっこに備えてとりあえず腹をふくれさせなけなければいけないのでしょうね。なるほど、こいつらみたいな奴には丁度いい味、というわけなのでしょう。

今日の評価は:★★ 2、かな。

面白味もへったくれも何も無い、全く心にぐっと来ないラーメンですが、しかしマズいというほどではないかならあ。そこらへん、酷くマズいはなびの台湾まぜそばと一緒にしちゃ公平じゃないから、2くらいにしてやる。でも、こういう全然面白くないラーメンは俺嫌いです。だから、限りなく1に近い2、ということになるでしょう。こういう風に、1.5とか1.25とかどんどん評点を細分したくなる気持ちはわかるのですが、それやっちゃうとわけわかんなくなるから俺はしません。


☆サッポロラーメン☆ エゾ麺★ロック
愛知県名古屋市中区新栄1-1-26オアシスビル B1F
平日
11:30~14:00
17:30~26:00
日祝
11:30~20:00
(あれ?土曜日は?書いてないぞ)

定休日:不定休
(こういうの止めてほしいよね、いつ休むかわからないだなんてお客に対する誠意が欠けています)

2016年6月2日木曜日

ゆきちゃんラーメン 引山店 台湾ラーメン

昔、学生時代に、台湾からの留学生の友人がいたのですが、彼がよく「台湾ラーメンって一体なんなのさ。台湾にこんなもの無いし、しかも美味しくないし、台湾をバカにしてるのか!」と言っていたのを今でも思い起こします。あのころは俺も名古屋初心者だったので、台湾ラーメンの何たるかを知らず、学食で出しているあの辛くてしょっぱいだけでさして美味しくもない「台湾ラーメン」なる謎のメニューは一体なんなんだろう、とずっと思っていました。
台湾ラーメンというものが名古屋特有のもので、「味仙」というお店が最初にやりはじめた物だ、ということを知ったのはそれからしばらく後でした。たしかに台湾ラーメンは台湾には無いし、名古屋にしかない物ではありますが、作ったのは名古屋在住の台湾人なのであるから、台湾をバカにしてる、という批判は当てはまらないということになりますね。
ところが俺も彼も、「台湾ラーメン」といえば学食のクソ不味いメニューか、あるいは大陸人がやってるような格安中華店で出てくるあのチープな食べ物しか思い浮かべることが出来ないわけです。確かに、絶対数からしたら、そういうもののほうが格段に多いでしょう。そんなわけで、当時は台湾ラーメンというものに全く興味が持てなかったので、「味仙」や「ゆきちゃん」の味に出会うこともありませんでした。あの頃は「本郷亭」全盛期でしたからね。名古屋界隈の、お腹をすかせた男子学生達はみな、あの味に夢中だったわけです。いや実際、あの頃の本郷亭は今とだいぶ違って、結構美味しかったんですよ。それは紛れもない事実です。今の本郷亭しか知らない人には信じられないかもしれませんがね。
話が本郷亭のほうに反れてしまいましたが、まああれはおいといて、名古屋の二大台湾ラーメンというのが「味仙」と「ゆきちゃんラーメン」ということになるのではないかと思います。元祖である味仙のほうは、現在でも店舗数が増え続け、最近ではビルヂングの中に入ったんですよね。老舗でありながら、現在進行形でどんどん勢いを伸ばしているあたりは東京の「ラーメン二郎」にも共通するような気がします。
それに比べると、この「ゆきちゃんラーメン」は、年々営業店舗数が減少していって、今2016年現在では確か鶴舞の千早本店とこの引山店の2店舗だけになっちゃったのですね。なんとも寂しい限りです。この「ゆきちゃん」の情報については、名古屋大学のアマチュア無線部のwikiサイトがかなり以前から継続して調査を行っているようですので、一読をお勧めします。
「味仙」もまあ悪くはないのですが、俺はこの「ゆきちゃんラーメン」の台湾ラーメンのほうが好きなのです。やや小ぶりな味仙の丼に対して、ゆきちゃんラーメンのほうは一般的ラーメンと同じか、それより少し多いくらいの分量があります。それに、ゆきちゃんのほうが味の豪快さ、ワイルドさ、つまり、ダイナミズムの点で勝っているように思うのです。だから、味仙に押され気味の現状は少々寂しいと思います。しかし、かなりの数の根強いファンが潜在していると思われますので、是非とも頑張って欲しいなあと個人的には思うのですね。

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メニューが横にずらーっと並んでるので途中で切って縦につなげました。
消費税増税の時に値上げしたのでしょうかね。明らかに元の値段がわかるような感じに上書きされてますね。
「台湾みそラーメン」というのは、俺は食べたことないです。結構高いですがそのうち機会があれば食べてみたいですね。しかし、「スペシャル」にすると普通の台湾も台湾みそも同じになっちゃうんですね、なかなか不思議な値付けです。前は「台湾塩ラーメン」もあった気がするのですが、みあたらないのでやめちゃったのかなあ。今度おばちゃんに聞いてみます。
サイドメニューもなかなか豊富です。特筆すべきは、味噌おでんですね。これはカウンターの上のところにいろんな種類が置いてあって、自分で取るのです。で、お会計のときに自己申告で支払うのですね。今回は取りませんでしたが、寒い季節になると自然と手が伸びてしまいますね。
店内は、ここ最近改装したのでしょうか、以前と違って、壁の木材が真新しいですね。俺は前のほうが味があって好きでしたが、店舗老朽化により店じまい、と言われるよりはよっぽど良いですね。これからも末永くお店を続けて欲しいものです。


台湾ラーメン  ¥730

この「ゆきちゃん」の台湾ラーメンの特徴は、ミンチが鶏肉メインであるところですね。2種類乗っているようですが、トップのほうに乗っている色の濃いやつがおそらく豚肉だと思いますが、その周りの、たくさんころがっている色の薄いやつが鶏肉ですね。スープが鶏がら主体であるわけですから、全体とよく調和するという事なのですね。(上記名古屋大学サイトによると単純な鶏がらではないとは書いてありますけどね。)
タレの色はだいぶ醤油濃いですね。スープを一口飲んでみると、まさに見た目どおりの、醤油のカドがきっちり立った明朗な味わいです。それほど油っこくはなく、また、それほど辛くはありません。このくらいなら、麺を豪快にすすっても、むせる心配はありません。味仙だと、結構やっちゃうことがあるんですけどね。
麺は、これまたオーソドックスな中細麺。それほど際立った特徴はないですが、しかしかん水を使いすぎているというわけでもなく、茹ですぎということもなく、美味しいラーメンとしての必要十分な条件を満たしています。
しかしこのラーメンに置いて特筆すべきものはやはりこの、大量に乗っかった具材でしょう。ミンチと共に強火で炒められているのは、唐辛子、にんにく、にら、ねぎ。適度に火が通っていて、しかし半生の食感と風味を残している、絶妙な炒め加減です。特に、包丁の背でざっくりと潰された、刻まれていない丸のままのにんにく片、これの火の通り具合が秀逸です。ほくほくとした歯ざわりがありながら、しかも生にんにく特有の鮮烈な風味も保っている。この絶妙な火加減のにんにく片が大量に乗っかっているのです。おそらく、まるごと一個分くらい、いや、それ以上あるんじゃないかという量です。お店の端っこに、にんにくのいっぱい詰まった箱が積み上げられていましたが、このラーメンを食べると、これだけ沢山のにんにくが必要なのも頷けるというものです。
他の具も、特にねぎなどは、麺を持ち上げるだけで自然に絡まってくるほどたくさん入っています。このネギも、半生独特の風味があるものです。ざっくり刻まれた唐辛子もかなり大量に入っています。さきほど、スープ自体にはそれほど辛さはない、と書きましたが、この具材として沢山ちりばめられた唐辛子が麺にからまってくるので、食べすすめていくほどにどんどん身体が火照ってきます。まさに、じわじわと辛さが押し寄せてくるといった感じですね。スープ単体では辛さはそれほどないけれど、ラーメン全体としては充分に辛さを楽しめる、と、そういうバランスになっているのです。
実にダイナミズム溢れる、スカっとした気ッ風の良いラーメンです。どの食材を1つ取っても鮮烈で性格の強いものばかりですが、決してそれぞれの性格を打ち消しあうことがなく、明瞭なまま混在しているので、最後までそのバラエティに富んだ味わいを存分に楽しむことができます。わかりやすい味ではあるのだけれど、決して単調に陥ることはない。強烈な風味の食材群の、それぞれの原色の味わいをそのままに生かした、色彩豊かなラーメンなのです。
そこらへん、ごちゃまぜに濁りきって単調な味になってしまったはなびの「台湾まぜそば」とはまさに全くもって雲泥の差です。同じ「台湾ナントカ」なのに、こうまでも印象が違うとは、なんとも不思議なものですね。

こういうラーメンは、理屈でどうのこうの語るもんじゃありません。脳に、ハートに、ガツンとダイレクトに訴えかけるラーメンです。これを食べると、脳が喜んでいるのがひしひしと感じられます。味分析云々なんてどうでもいいのです。理屈抜きに、ドーパミンが、セロトニンが、アドレナリンが、どばどばとあふれ出すのです。
ラーメンに限らず、食べ物はすべて心が大事です。こういう形で心に訴えかけるラーメンというのも、また魅力的で面白いではありませんか。ラーメンオタッキーな屁理屈をあれこれとこねだすと、こういうモノの良さっていうのを見落としがちになるような気がします。だから俺は、味分析だなんだと細かい理屈をこねるよりも、なによりも「心」を大切にして、評価基準の重点に据えているのであります。


今日の評価は:★★★★ 4!です。


やはりちょっと惜しいなあと思うのは、値段ですね。こういうどちらかというとオールドスタイルなラーメンにしては、全体的にちょっと高いようには感じます。でもまあ、許容範囲ですけどね。イマドキ風のラーメンだからって、オールドスタイルよりも美味いだなんていうことはないですし、そのくせイマドキ風だからということでやたらと高級な値段をつける輩も多いですから、それらに比べたら全然、この「ゆきちゃんラーメン」はまずまず良心的なほうなのです。


しかしラーメンもゆきちゃんも評価4かあ。意外に好評価だよなあ。俺って実は、名古屋っぽい食べ物も結構好きなのかもしれないなあ。もちろん全てではないけど・・・

ゆきちゃんラーメン 引山店
愛知県 名古屋市名東区 引山 3-801
営業時間
P.M 6:00~A.M 3:00(残業ナシ)
定休日:日曜日

これだけ夜中までやってるってのも、良いよねえ。