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2016年9月12日月曜日

片らけ デブセブラーメン

ご存知、HGオーナーさんのら・けいこ系列店、「ら・けいこ東片端店」片らけです。
HG系列といえば、例の「中カソバ まつ子」。ほらやっぱり、俺の言うとおりになったじゃないですか。
ああいうのは一過性の話題をさらうだけであって、長続きしないもんでしょう。それを、味もわからないオタクブロガーどもヨイショしまくって、でもやっぱり一般人には全然ウケなくてガラガラだったようですね。俺はヲタクじゃなくて大多数の一般人側に属する人間ですから、一般人の観点からするとやはりあの店の味はそう特別に美味しいと思えるものではなかったということなのです。
結局、思うように客が入らずあえなく閉店、なのか、あるいはHGさんとしては最初っから短期営業のサテライト店のつもりだったのかはわかりません。あのしたたかで悪どいHGさんのことだから、後者である可能性は高いでしょう。俺はHGさんと直接の知り合いではないですので、だれか知り合いの方いらっしゃったら、HGさんに本当のことを聞きだしておいてくれませんかね。HGさんだって人間だから、友達の一人は二人は居るでしょう。だからHGさんのお友達の方、ここ見てたらコメント欄にでもよろしく。あるいはチャンネルでもいいですよ。

まあ、まつ子は置いといても、HG系列としては、女子らけしゃんがりら、名駅と千種のRなど、地下鉄的にアクセサブルな店舗が多い気がします。それから比べるとこの片らけは、高岳の駅からも結構歩くし、そもそも高岳なんて誰も用事が無いからあまりアクセサブルなほうだとは言えないような気がするのですが、それでもなぜか、女子らけやしゃんがりらなどよりもたくさんのお客で賑わっているんですよね。
女の子も結構いる。まあ、女の「子」っていう歳じゃあなさそうですけどね。男に連れられて来たのでしょう。俺も、かわいい女の子を連れて片らけに行きたいのですが、どうしたらかわいい女の子が俺と一緒に片らけに行ってくれるのでしょうか。勇気を振り絞って誘っても、断られてばかりです。ああ、悲しい人生です。
俺はこの片らけも好きなのでお客で賑わっているのはわかるのですが、それでもなぜ女子やしゃんがりらよりも賑わっているのかはよくわかりません。みんな、すぐ行ける店よりも遠くにある店のほうが好きなのでしょうかね。片らけに比べてそれほど女子やしゃんがりら、Rが味の点で劣るようには感じないのですが。どうなのでしょうか。


デブセブラーメン


デブセブラーメン ¥810

今更俺が説明するまでもないですが、この片らけでは、ラーメン、もりそば(つけ麺)、デブセブラーメン(汁なし)の3種類から選べるようになっています。他に、親子盛りとかデブセブハイパーとかデブセブハイパーライトとか、要するに具に変化をつけるのも楽しいですがまずはこの3種類を食べましょう。
で、ラーメン好き、つけめん汁なしまぜそば嫌いのがなぜあえて汁なしのデブセブラーメンを選んだか。
俺は、基本的にはつけめん汁なしが大ッ嫌いですが、もちろん例外もあるのです。その一つがこの片らけのデブセブラーメン、およびもりそばなのです。他には、Rのつけ麺、汁なしとかも、例外に入ります。
要するに、つけ麺、汁なし特有の欠点を補ってあまりあるほどの魅力があれば、OKという事なのですね。

俺の思う、汁なし、まぜそばが嫌いである点というのは・・・

まず第一に、「ラーメンはスープが命なのに、そのスープを無くしてしまってどうするのか。それでスープ分安くなるのならいいけれど、同じ値段を取るならボッタクリではないか」という点です。この点について検証してみましょう。
たしかにこのデブセブラーメンも、スープが無いくせに、¥810という結構なお値段を取ります。しかし、その分、「ひぇ~っ、もうこれ以上入らないよ、お腹パンパン!」って思うほどの量の麺が入っているのです。麺だけで、こんなに満足させてもらえるのなら、まあスープが無い分のマイナスは充分に補っているように感じるのです。他の店だと、スープが無いだけで、麺もたいした量が入っていないですからね。不満が残るのですが、このデブセブラーメンに関してはそういう不満は一切ありません。
そしてその麺自体の味も、とっても美味なのであります。讃岐うどんに負けないほどのぶっとい麺。そしてこの噛めば噛み締めるほどにグルテンの甘みが出てくるこの味。これは確かに、スープなど無くても、麺だけで素晴らしい味を楽しむことができます。
よくあるラーメン屋や汁なし屋で出てくる麺って、確かにもっちりしこしこしてはいるんだけれども、それは食感だけであって、味の点で魅力があるというものは、俺の印象ではほとんど無いに等しいといって過言ではないのです。それらに比べるとこの片らけの麺は、食感もさることながら、味わいとしての旨みの魅力がたっぷり満載です。その点でもこのデブセブラーメンは他の追随をゆるさない上々の出来と言えるのであります。こんな素晴らしい麺が「もうこれ以上入んないっ!」ってくらい食べられるのなら、それはそれで充分に満足できる一杯と言えるでしょう。

第二に、「まぜそばや汁なしというのは、最初に混ぜて食べなければならない。お店からそうしろと指示されることもある。とにかくそうしないと麺に味がからまない。しかし、最初に混ぜてしまうとあとは最後までずっと同じ味が続く。だから汁のあるラーメンに比べて変化に乏しく、飽きがすぐ来てしまう。」という点。
前にはなびの台湾まぜそばを食べたときに、その味自体のヒドさにもげんなりしたけれど、最初から最後まで同じ味がずーっと続いて、いくらなんでも飽きてしまうという経験をしました。これは第一の点以上に、汁なし全般における致命的な欠陥のように感じます。
ところが、この片らけのデブセブラーメンはどうか。
ご覧の通り、大口に切られたキャベツと、一切れまるごと唐揚げにされたチャーシュー。そして原型をとどめたままのメンマともやし。
これだけ大きな具材が、今にも丼からはみ出そうとするくらい、山盛りに盛られているわけです。これではとても、物理的に、ぐちゃぐちゃに混ぜることなどとうてい不可能です。
この「デブセブラーメン」、ではいったいどうやって食べるのかというと、これはお店からも推奨されている食べ方なのですが、まず底のほうから麺を引っ張り出して、この具材の上に乗っけるのです。
それを何度か繰り返すと、底のほうのタレに浸かった、味の付いた麺が上のほうに来て、これを食べると、ちゃんとタレの味が付いた美味しい麺が味わえるのです。食べながら何度も底のほうから麺を取り出します。そうやって食べているうちに、具材のほうもタレに浸かることができる位置まで下がってきて、醤油ダレと背脂にまぶされた美味しい野菜を食べることができるのです。具材がコマ切れになっていないからこそ、このように、汁のあるラーメンにひけをとらないほどの変化に富んだ食べ方が出来るわけで、この点は他の店の汁なし、まぜそばにはない利点だと思います。
尤も、そのために、かなり食べにくいという欠点も出てきます。やっぱり底のほうから麺を引き出すには結構な力が要りますし、それを箸だけでやろうとすると、あまり腕力の無い人は下手したら腱鞘炎になっちゃうかもしれません。まあ、でも、毎日でも食べない限り、たまに食べるくらいなら大丈夫でしょう。ちょっとここらへんは欠点と言えるかもしれませんが、でもかえって、女の子を連れて行ったときに、俺がやってあげるよ、と言って代わりにやってあげれば女の子の好感度もぐーんとUPするかもしれません。まあ、まずそのためには女の子を誘ってOKをもらわなければならず、そこが最も難易度の高いところでありますが、それはもはや店の責任ではなく、個々人の女垂らし込みスキルに任されている部分であります。

第三の点。「普通のラーメンと違って、ダシが無いのだから、どうしてもタレの味やアブラの力で食わせなければならず、甘ったるいタレやニンニク、ネギなどの強い味、アブラ、化学調味料などに頼り切った、ジャンクな味に偏りがちである。結果として、どこの店に行っても同じような味になってしまう」
このデブセブラーメン、たしかに背脂は入ってるしニンニクもたくさん乗ってるけど、でもそのガッツリ系な見た目とは裏腹に、意外にもあっさり、さっぱりした味わいなのである。初めて食べた時は、なんだか物足りない、ひと味足りないような気がするなあと思ったものだ。
醤油タレは、純粋な醤油の味が大部分を占めていて、変な甘ったるさもなく、もちろん化学調味料も入ってはいるのだが、だいぶ抑え目なのだ。ラーメンというよりもそれこそ、讃岐うどんの「しょうゆうどん」に近い味わいなのだ。これは女子らけとかRなどといった他のHG店舗と比較しても、より健康的で素朴な味わいだと言える。
これだけ素朴な味わいだと、なんだか肩透かしを食らったみたいではある。はっきり言って、一口目は一瞬、ちょっと期待ハズレだなあと思ってしまったのも事実だ。
しかし、これが、どんどん食べ進めていくと、ああ、やっぱりこの味で良かったなあと思ってくるのだ。食べ進めていくうちに背脂も混ざっていくしニンニクも混ざっていく。揚げチャーシュもなかなかのこってり具合だ。なにより、麺の量がハンパない。これだけの具材と麺の量を、最後まで飽きずに美味しく楽しく食べすすめるには、この素朴で控えめな醤油タレの味が必要不可欠なのだ。このシンプルな味わいだからこそ、最後までこのラーメンを幸福に味わうことができる。これは、なかなかよく計算された、すごいバランスですよ。
ら・けいこというと、特によくわかってない資本系や営利目的の記事では「二郎インスパイア」的な紹介のされかたをしているから、いかにもジャンクでガッツリ、というイメージがあるだろうが、この「片らけ」はそんなイメージとはまったく裏腹に、あっさりと食べやすい素朴な味付けなのだ。
尤も、素朴な味といってもそれでも量は多いし、背脂もかかっているから、結局はガッツリ系であることには変わらないのだけども、だが他の「ガッツリ系、ジャンク系」と言われる店とは全く一線を異にする味わいであるということはもっと理解されてもいいんじゃないかなあとは思う。
ちなみにここの片らけ、ラーメンのほうもだいぶこの醤油っぽい素朴な味わいが立つのだ。女子らけのラーメンに慣れた人からするとちょっと物足りないように感じるかもしれない。だけど、こっちのほうもこれはこれでなかなかの味わいなのだ。

というわけで、俺にとっては、汁なしまぜそば全般が持つ特有の欠点をみごと克服し、それを補ってあまりあるほどの魅力をもつ汁なしラーメン、それがこの片らけの「デブセブラーメン」ということになる。


だから、今日の評価は:★★★★★ 5!!です!!!


逆に言えば、なぜ他の汁なし、まぜそば店が、こういう片らけのような工夫を施さないのか、不思議である。
汁なしでも、工夫しだいでこういう風に美味しく食わせることもできるのに、それをしないってのは、考えるのが面倒なのか、それともコストをケチりたいのか、どっちにしても、怠慢ですよね。怠慢なラーメン屋は嫌いなのだ。
少なくとも、HG系列全般がどうかは知らないけど、この片らけに関しては、至極誠実、怠慢さは皆無だと言っていいと思います。



ら・けいこ 東片端店
愛知県名古屋市東区東片端町35
11:00~14:00
17:30~22:00
定休日:日曜日

2016年9月10日土曜日

中華そば 三戒 三戒醤油中華

このお店も結構前から気になっていたお店です。とはいえ、いかにも俺が苦手そうな、こだわってます的あっさり中華そばだし、しかもこの周辺には俺の好きなこってりラーメン屋さんが徒歩圏内に結構あるので、どうしてもそれらが優先になってしまいます。まあ、とは言ってもこのご時勢、やたらと暑くて食欲が奪われるのは確かですし、そんな時はあえてこう自分の苦手なあっさり系を食べてみる絶好の機会だとも思うわけです。
それにこのお店、結構な人たちが中々だと言っているんですね。俺なんかとは違う、舌の肥えた素晴らしいブロガーさんたちがこぞって褒めています。俺はブロガーの意見なんかに左右される性質ではありませんが、俺にとって、たとえ苦手ジャンルだとしても、もしそれが美味しかったら俺の好みの幅が広がるわけだし、食べて損は無いだろうと思ったわけです。

都会のど真ん中にあるとは思えない、質素でこぢんまりとしたお店です。ビルの中の一室とは思えないほどせまく、また場末の良き店といった趣があります。なかなかこの空間は不思議ですね。
お客さんは俺の他に女性2名客がいました。別にかわいくはなかったし結構のご年齢のようですので撮影はご遠慮しときました。
あれですかね。会話の内容からして、この界隈で働く夜のおねいさん方といった感じですかね。それにしては妙に地味な身なりでしたけど。最近はこういうのが流行ってるのかな?よくわからない。



三戒醤油中華 ¥780

うーむ。見た目はいかにも美味しそうだし、それにあまり強くは無いけどかつおぶしがぷーんと香る。
これは結構、旨そうだぞ。まあ780円という価格はこういうラーメンにしてはちょっと高すぎだけど、場所代も含まれてるから仕方ないのかな。

しかし、ところが、である。
実際食べてみると、まるで味が無いのだ。いったい、なんなんだこれは。ひっでーな。
まさに、「お湯」の味だ。
いや、お湯というのは正確ではない。やたらとしょっぱいのだ。つまり、お湯に塩と醤油をぶち込んだ、それだけの味だ。
もっと正確に言えば、「めんつゆ」を大量のお湯で薄めた味だ。
いや、最近は市販のめんつゆでも化学調味料不使用ってのが結構あるじゃない。あれを10倍くらいのお湯で薄ーくして、そこへ大量の塩と薄口醤油をぶち込んで、そこへ申し訳程度に追いガツオをすればいかにも「カツオ」っていう風味がたつじゃない。いや、しかし、本当に風味だけですよこれは。香りがするだけ。味は何もしない。ただひたすら、めんつゆと塩と醤油の味。
もちろん、実際にそんな作り方をしているわけではないのだろうけど、でもそうやって作ったら同じようなものが出来るんじゃないか、って言うような、いかにも安直な味である。こんなの、最低ですよ。ラーメンの専門店が出す味ではない。
麺?ああ、なんか結構カタめの茹で加減で、ツウ好みの食感なんじゃないの?自称ツウの人には気に入るんじゃないかねえ。部下を連れた上司が「俺はラーメンにはいっぱしのこだわりがあるから、ここの麺みたいなカタめの歯ごたえのある麺が好きだねえ」と自慢し「さすが部長。味にもこだわりがあるから、仕事にもこだわりがあるんですね」と、そういう場面には使える感じでしょうね。でも今の若いもんはもっと良いもの食べてるし知ってるから、内心ウンザリしているのでしょう。まあ、とにかくカタいだけで、味なんてせいぜい塩味くらいしかしない、お粗末な麺である。
えっと、少しでも良いところを、と。まあ、肉はそこそこ旨かったです。脂身が多くてとろとろに煮込まれている。これはそこそこ旨い。だけど、ちっちゃいなあ。他にいい所が全く無いんだから、せめてこの肉だけでももうちょっと増やしてほしいなあ。あ、あと具に関しては、メンマはひどかった。なんだか変なにおいがしたから、重曹を使ってラクをしているか、それとも腐っているかのどちらかなんだろうね。あるいは、両方かもしれません。

おいおい。こんなんが780円。78円の間違いじゃねーの?ひどいボッタクリ。
こんなのでも酔っ払った客の舌には満足なのだろう。酔っ払いってのはとにかく、味云々はどうでもよくて、とにかくしょっぱくて炭水化物が大量に摂れればそれで満足なのだ。別に酔っ払い客全員がバカ舌っていうわけじゃなくて、アルコールっていうのは生理的に、そういう作用を及ぼすものなのだ。
しかしそれではさすがにあんまりだから、いかにも美味しそうなラーメンっぽく見えるように具材を配置し、美味しそうな匂いだけでも嗅がせようと申し訳程度のカツオ出汁をとり、そしてチャーシューだけはちゃんと美味しく作って、全体としていかにも美味しそうなラーメンといった雰囲気だけはかもしだしている。
でも中身はすっからかん。いかにもな雰囲気だけで、中身の全く無い、ハリボテのようなラーメン。
こんなハリボテラーメンで、うまいこと酔っ払い客を騙して高い金をぼったくる、ひどい商売のやり方だ。
ボッタクリバーならぬボッタクリラーメン。あ、だからある意味、この場所柄としてはピッタリなのかもしれないね。ははは。

まあ、これも、地元密着型のうどん食堂やきしめん食堂とか、或いは職員食堂みたいなとこで350円くらいで出していたらそれはそれで面白味もあるだろうけど、こんな都会の真ん中で、ラーメン専門店としても高額な部類にあたる780円という価格で出すというのはありえない。だって、実際、味としては、名古屋駅の立ち食いきしめん「住よし」などとそう大差ない味だぜ。いや俺、別に駅ホームの立ち食いきしめんは結構嫌いじゃないですけど、でもあれはそういうもんだと思って食べるから良いわけであって、それと大差ないものをわざわざラーメン専門店で食べたくなんかないです。
でも、酔っ払って物事の判別がつかなくなってるような幻想的なお客だったら、こういう演出にコロっと騙されてしまうのもいたしかないかなあとは思う。あくどい商売だけど、こういう、雰囲気だけを演出して儲けるってのも、まあやり方としてはありっちゃありなのかもしれない。
しかし、酔っ払い客はともかくとして、ラーメンにいっぱしのつもりの連中がこの店に騙されちゃうだなんてねえ。全く、彼らには舌がついているのでしょうか。あれだけラーメンばっかり食べ歩いてウンチクたれて、結局酔っ払い客と同じように、こんなハリボテラーメンにだまされちゃう。そして、彼らの記事を読んで淡い期待をもってしまった俺のような純粋な読者がまた騙されて食べに行って、残念な思いをする。実に気の毒だとは思いませんか。
だから俺は、ブロガーなんて嫌いなのです。

そんなわけで、今日の評価は:★ 1、です。

0でも良かったんだけどねえ。まあ、マズくて吐き出すほどではなかったからなあ。というかうまいもマズイも、そもそも味が無いんだから。


中華そば 三戒
名古屋市中区錦3-19-30 第三錦ビル1F
11:30~14:00(LO13:40)
18:00~26:00(LO25:30)
定休日:日曜祝日、土曜昼


まあ、ぴあのラーメン本も今年のが出たみたいだし、涼しくなってきて食欲も出てきたことだから、ちょこちょこと再開し始めましょう。

男そば 連獅子

この店、ずっと以前から気にはなっていたのですが、いかんせん食指が動かずに何年も行かずじまいになっております。
この塩釜口駅付近、この店以外に、行きたい店がたくさんある。かの一陽軒もあるし、ややライトだけど美味しい家系の英吉家もある。
ラーメン以外でも、ボリュームたっぷりの洋食工房パセリ丼いなはん、まだ行ったこと無いけどあいたるや(AIUEO植田)ってのもある。他に選択肢がありすぎるんですよね。
それに、いくらボリューム系とはいえ、やはり基本メニューが850円ってのはいくらなんでもコストパフォーマンスが悪いし、それに学生だと700円で食べられるものが学生じゃないと150円も値上がりするってところが気に食わないです。つまりそれは、700円でも充分利益が出るっていうことであって、学生という肩書きを持っていない人はさらに150円も余計な儲けを上乗せしてあげなくちゃいけないってことでしょ。お店にそんな優しくしてあげるほど俺慈悲深い人間じゃありません。むしろ、いかに店に得をさせずに俺が得するか、というのをモットーとしている人間であります。
それに、イマドキ、学生のほうが金持ってるはずですよ。親から仕送りもらって自分は勉強もおろそかにしてバイトにかまけて、そんな奴らよりも社会人のほうが、とりわけ会社などの法人に従属していない自由業、フリーランスの働き手のほうがよっぽど金がないわけであります。そこんとこ、この店に限らず「学生料金」として割り引くお店全般は、勘違いしてるような気がしますがいかがでしょうか。
それでもまだ借金がない人はマシで、自分で会社を起した自営業の方なんて、成功すればいいけど必ずしもうまくいくわけにもいかなくて、かなり悲惨な状態に陥っている方も多々いらっしゃいます。赤字を挽回するために資金を借りて営業し、それがさらに赤字を生む、といった悪循環に陥って、何千万、何億単位で借金がかさんでしまったという話もたまに、それも身近なところで耳にします。ギャンブルの借金は同情の余地なしですが、事業となると・・・気の毒としか言いようがありません。そういう方々にはいっそのこと、食事くらいタダで食べさせてあげてもいいくらいじゃないか、と思うのですが、やっぱりそうも行かないのでしょうかね。
でもそんなわけで、悠々と暮らしてる学生どもには安くして、社会に揉まれて苦しんでいる大人からは高額料金を取るという、そんな無慈悲な店には行かないのが俺のスタンスであります。

もうひとつこの店に食指が動かない原因としては、人によってかなり評価が分かれるのですよね。やっぱりコスパの悪さを指摘するも多いし、味としても「ら・けいこ」を薄っぺらくしただけのようだという話も聞くし、結構評判が悪いかと思いきや、アキちゃんみたいにお店にべったりな人もいます。まあアキちゃんは味よりも自分をちやほやしてくれる店のほうが好きなんだとは思います。だって女性だし。女の子はいくつになっても周りにちやほやしてもらいたいものなのですね。
まあ、でも、アキちゃんともあろう人が、まずい店を、ただ自分をちやほやしてくれるというだけで持ち上げるはずはない、って思うじゃないですか。だから、まあ、不味くてもたかだか850円、いや、交通費入れるともうちょっとかかるけど、人生勉強だと思って食べに行ってみました。

入り口はアタマぶつけそうなほど低い。実際俺帰るとき頭ぶつけちゃったんだけど、でもぶつけたときに店主さんが「あっ、入り口低くてすいません」と謝ってくれるようなこともなく、なんだか頭を殴られたのに謝ってもらえなかったというような、いくぶん不愉快な気分になりました。みなさんも不愉快な気分にならないように、入り口には気をつけてください。
中の空間は、席数のわりにはやたらと広い。ラーメン屋というより、古民家って感じですかね。のんびりしたいところだけど、ラーメン屋だからそうも行かない。いや、それは俺が一見だからかな。アキちゃんくらいの常連になったらちびちび飲みながら長居するのもできるのかな。一見に冷たく常連に優しい店って俺嫌いだなあ。
ラーメンが出来上がると、店主さんが「大丈夫だったら後ろにあるニンニク入れてください。ニンニク入れてラーメンが完成です」と言ってきた。その後ろにあるニンニクをつぶすためのニンニククラッシャー、水に浸かってあるんだけど、これが澱んだ濁り水。えーこれ使わなきゃなんないのかよ、って気分になるけど、でもたしかにニンニク潰したあとに水に浸したらこうなるわな、と思った。一粒つぶすたびに水を交換するわけにもいかないから仕方ないのだろうけど、でもこれは食欲をげんなりさせるぜ。なんとか他の方法はないのかね。



連獅子 男そば ¥850

どんぶりを受け取ったとき、「うわっ、軽~」と思った。こんなショボいボリュームで¥850かよ、と一瞬思ったけど、食べてみたらそう物足りないわけではない。つまり、どんぶり自体がプラスチック製の超軽量だったのだ。でもこれ最初のイメージは良くないよね。まあ女の子にも持ちやすいようにしたのかもしれないけど、それなら「男そば」って名づけるなよ、って感じ。
味は、あっ、なるほど。これは確かに、女子らけっぽい味だ。
女子らけライトヴァージョン、って感じかな。
ライトとはいっても、別に女子らけをショボくしたという感じではなくて、味わいはかなり軽くなったけど、そのぶん食べやすくなって、これはこれで悪くないかなあと思った。その点、二郎をあからさまにショボくした「あっ晴れ」なんかとは比べ物にはならないですね。
醤油タレのカドがきりっと立っているあたりはかなりらけいこに似ている。化学調味料もしっかりと良い感じに効いている。しかし、スープのボディはかなりライトですね。とんこつ系の出汁は控えめにしてあるのかもしれないけど、でも味が薄くなったのではなくて、軽くなった、という感じです。
ほら、赤ワインでも、比較的軽口なのと、めちゃくちゃ重たーいのとあるじゃん。でも、別に軽いからまずいというわけでもないし、重ければ高級ってわけでもない。それぞれに良さがあるでしょう。女子らけとこの連獅子を比較するなら、そんな感じです。
若干酸味も感じるのだが、これは醤油(あるいは「たまり」)の発酵によるものなのだろうか?それとも、隠し味的に柑橘類とか梅とかアムチュールなんかを入れてたりするのかなあ。その可能性は否定できない。こういうの正確に分析できたらラーメン批評も楽しくなるんだろうけどなあ。修行が足らなくてすみません。
肉も、なんか女子らけみたいな噛み応えのあるやつだ。しかし心持ち、脂身が多いかな。俺は脂身の割合が高いのは結構好きです。近年の女子らけは肉をケチるようになったから、それと比べて特にこの連獅子の肉が小さすぎるとは感じなかった。まあ小ぶりではあるけれど。
野菜は、しゃきしゃきして旨い。これも女子らけに比べるとモヤシの割合が多いけど、でも似た雰囲気である。
特筆すべき、女子らけと大きく違う点は、麺ですね。これは全然違う。写真ではよくわからないかもしれないけど、テカテカと、半透明になっている。おそらく、かなりの多加水麺なのであろう。これは至極もちもちと美味い。かといって固さも相当なかなかのものだ。この固さともちもち感を両立できるのはすごい。これはたくさん食べても飽きない味だと思う。かん水もかなり使っているのだろうけども、でも醤油タレが強く立っているせいか、かん水臭さはほとんど感じずに、美味しい食感だけを楽しむことが出来る。これは、女子らけにはない楽しみだ。
全体的には女子らけインスパイアというか、女子らけを食べやすくした感じ、と言えるかもしれないが、この麺の特色によって、ただのパクリという域は脱しているように感じる。確かに女子らけよりもだいぶ値段も高いけど、でもこっちのほうを食べたくなる気分になる時も、日によってあるのではないだろうか。その意味では充分、利用価値のあるお店だと思う。
これを食べながら俺は、溝口屋を思い起こしていた。あれも女子らけに似た醤油タレのカドが立った味で、そして麺に特色があるというパターンだが、でもあそこの麺はあからさまに小麦の味すぎて、好きな人は好きなんだろうが俺にとっては素人くさく感じてしまうのだ。それに対してこの麺は、これだけ食べていて楽しい食感を生み出したという点でエンターティメントであり、要するにプロの仕事である。その分だけ、こっちの連獅子のほうが俺はアドヴァンテージがあるような気がする。

まあ850円という高価格に見合うだけの味であるかどうかは疑問が残るが、全体としてなかなかのラーメンだとは思う。
だけど、なんとなく、このお店を出たときに、ああ、美味しいものを食べて良い気分になった、という気持ちになれなかったのだ。なんというか、こう、もやーっとしたものが残る。これは、どうしたことだろう。
店主にこういう質問をしてみたのだ。

とんこつ「このお店、営業時間が、売切れ次第終了って書いてあるけど、普段だいたい何時くらいまでやってるんですか?」
店主「わからん。俺の気分次第。俺仕事嫌いだからね、イヤになったら閉めるのさ」
とんこつ「とは言っても、せっかく来てやってないのも残念だから、おおよそを教えてください。21時ころはまだやってます?」
店主「うーん、まあ21時だったらおおむねやってるけど、でもわからん。俺仕事嫌いなんで」
とんこつ「じゃあ今日食べられたのは幸運だったのですね」
店主「そう言ってもらえると。」

まあいかにも人懐っこい、おおらかな店主、という印象を一瞬受けるのだけど、でも客に対して「俺仕事嫌いだから」って平然と言ってしまったり、お客への迷惑も考えずに営業時間をてきとーにしてしまうのは、つまりそれって大らかさのフリをした怠慢だろう?って思うのだ。たしかにこの店主の受け答えってさわやかで不快感を感じるところは微塵もないけれども、でもその人当たりのよさで怠慢ぶりをケムに巻かれたような気がしてくるのだ。
こいつは、人のいいフリして、平然と自分の怠慢を自慢しているのだ。そう考えると、この店主の不誠実さが浮き彫りになってきて、なんだかもやもやとした気持ちがこみ上げてきたのだ。
思えば、さっきのニンニククラッシャーも、客を不快にさせておいて何も対処なしってのは、ただの怠慢だろう。
そして極めつけは、帰り際に、出入り口の頭上に頭をぶつけたこと。
せっかく高い金払って、ラーメン食わせてもらって、良い気分で帰りたかったのに、最後に殴られて追い出された。
それはまあ、俺のせいなんだろうけど、それでもさっきの会話とか、クラッシャーとか、その他にも常連との馴れ合いとか、そういうのがいろいろ積もり重なって、どうもこの店に入る前よりも出たときのほうが不愉快な気持ちが溜まっていたような気がしてならないのだ。

俺は巷のブロガーさん達とは違って、接客云々とかでとやかく言うつもりはない。投げやりでぶっきらぼうでもラーメンが美味くて、その分安かったらそっちのほうがいいのだ。しかし、この店主はどうもそういうのでは片付けられないような底意地の悪さを感じる。やっぱり俺一見だからみくびられてるのだろうか。本当は、お客なんて少ないほうが良くて、知らない人がたくさんくるよりも、馴れ合いの常連や仲間だけでわいわいとやりたいのだろうか。どうも、メンドクサイことは避けてラクな相手にだけ商売をしたいという、そういう不誠実、怠慢さが見え隠れするような気がするぞ。


というわけで、今日の評価は:★★ 2、である。

味だけならもうちょっと上でもよかったかもしれないけど、学生料金と一般料金の値付け差や、店主の心の内その他など考えると、どうしても気分よく食事ができなかったのである。


男そば 連獅子 れんじし
名古屋市天白区元八事5-110 パレスこんどう1F
11:30~14:00
18:30~売切れ次第終了
定休日:不定休
(こういうのやめてほしいよね。いつ行けばやってるか、わからないなんて言語道断。だって、行くまでにガソリン代や電車代だってかかってるわけだしね。)