☆よろしくっ!☆

2016年10月28日金曜日

肉そば けいすけ 大名古屋ビルヂング 肉そば醤油

今さらこの店かよっ!なんて言わないでねっ☆やっと並ばずに入れるようになったんだから。
俺、本当並ぶの嫌いなんですよね。人を待たせるのは良いけども、人に待たされるのは金輪際ごめんなのであります。別に俺、出不精っていうわけじゃなくて、むしろ待ち不精なわけですね。
もちろん、ラーメン仲間と一緒に食べに行けば話しているうちにすぐ順番が廻ってくるので良いのですが、いかんせん前の記事にも書いたとおり、ラーメン仲間が以前よりも滅法少なくなってしまったわけです。まあ、もしラーメン仲間が居たとしてもこんな店じゃなくてもっと他に行くべき店はあるでしょう。紫陽花なんかもいまだ大勢並んでいるようで、本当に車で連れて行ってくれるなら是非ご一緒願いたいところなのですが、やっぱり会ったこと無い人と一緒にラーメン行くと、下手したら騙されてお金を取られるかも知れないし、もっと悪いと宗教なんかに勧誘されたりするから、まあ件のチャンネルにそう悪い人は居ないとは思いますが、それにしてもやっぱりお互い忙しいから現実性は無いと思います。
まあだいたい、ビルヂングのような大型商業施設に入ってる時点でお察しだし、隣の店があの悪名高き一番軒なのでますます期待が持てないのは食べる前からはっきりわかっていたことであります、が、こんなに大勢人が並んでるんだし、ひょっとしたら予想外に旨いのかもしれない、という考えは心のどこかにはあったので、まあ並ばずに食べられるなら一度くらい寄ってみようと思いました。

東京の、「○代目けいすけ」という一連のお店は行ったことがありませんが、ここのビルヂングのは「NEW OLD STYLE」とかいうわけのわからない横文字がくっついてるので、多分調理法が本店と違うんじゃないかと思います。ほら、「Ippudo Ramen Express」ってのもあるでしょ。あれも、「一風堂」とは違って、何の調理経験も無いバイトの若造にでも迅速に作れるように調理手順が簡略化されているのであります。だから明らかに味が違うし、しかも悪い方向に違うのであります。ということはこの「NEW OLD STYLE けいすけ」ってのも、推して知るべし、ってところであります。ただ、どう簡略化されているかはそれは店ごとにまちまちだとは思いますので、ものによってはそうそう悪くはないのかもしれません。



NEW OLD STYLE けいすけ 肉そば醤油 ¥780


まあ、見た目は、いかにも濃口醤油たっぷりの、深みのありそうな色をしていますね。そこに、適度な厚さの肉が沢山。なんだか溝口屋の肉ましを思い出しますが、あれよりは薄めに切られております。真ん中に乗ってるのは大根おろしではなくて、刻みたまねぎと、摩り下ろし生姜ですね。
液状の油も結構浮いています。醤油っ黒くて油が多いというと、呑助飯店濃口ラーメン、通称「重油ラーメン」を思い浮かべるものです。もちろん、さすがにあんなに湯気が出ないほど大量に浮かんでるわけじゃないし、また「60年間も火を絶やさず」スープを煮込んでいるというわけじゃないにしても、それでも濃口醤油の濃度が高い、強い味を期待させる見た目であることには違いありません。

ところがです。この、いかにも味の濃そうな見た目とは裏腹に、このスープ、ぜーんぜん、味が薄いのです。これはどうしたことでしょう。
よくある商業主義的チェーン店だと、出汁のコクはいまいちでも、それを補うために、塩分や化学調味料の味は強かったりするものでしょう。しかし、このけいすけの肉そばは、こんなに醤油っぽい色をしているのにもかかわらず、塩分濃度も全然足りません。もちろん化学調味料は使っているでしょうが、このダシのコクの無さを補う(ごまかす)までには至っていません。本当にただひたすら、味がない。
いや、これはもしかしたら、これは「肉そば」だから、肉の味を楽しませるために、あえてスープの味は薄くしているのかもしれないぞ。肉の味が充分に旨味たっぷりのものだったら、かえってこの薄味のスープはバランス的には良いのかもしれない。
どれどれ、肉を食べてみようか・・・ん?いや、こ、これは・・・・

ダシガラじゃねーかっ!!

おい、なんなんだよこの味もそっけもない肉は!ひっでーなあ。
大量のお湯の中で煮込まれたのかどうかわからないが、とにかく旨味が全部抜け切って、ただひたすら肉の繊維の食感しかしねーぞ。
煮込まれたといっても、別にとろとろになるまで柔らかくなったというわけでもなく、やたらとくちゃくちゃと、肉々っしい噛みごたえだけはしっかり残っている。かといって、肉の味に代わってタレの味が染みこんでいるということもない。やはりこちらも、旨味どころか塩分濃度すら全然足りてないのだ。
まるで、一日中噛みつづけて、味がしなくなってしまったガムを食べているようだ。あるいは「薄切りダンボール」ってのもなかなか、言い得て妙である。
肉ダンボールか。こんなの、犬も食わねーぜ。しかも、この、固いだけで味が抜けきったガムみたいな肉を、丼一杯、こーんなに大量に食わなくちゃならないのだ。もはやこれは、拷問だぜ。俺は拷問を受けるためにわざわざ780円も払ったのか。ありえん。
仮にもこれ、「肉そば」だろ?スープがひどいのはまあともかく100000歩くらいは譲るとしても、この大量に盛られた肉が、こんなにひどいシロモノだっていうのは、もはや詐欺と言えるレベルである。
なあ、いくらビルヂングが新しく立て替えられたからって、こんなクズみたいな肉に、あんなに沢山お客が並んでたのかよ?本当、名古屋の客って信じらんねーな。巷で話題にさえなっていれば、こんなクズ肉にもありがたがってまるでアリのように群がるのか。全くどんな神経してるんだ。だから俺は、名古屋で話題になってたり、行列ができていたりする店には近づきたくねーんだよ。わかるかい、この気持ち。

あまりに衝撃的だったので、麺がどーだったとかメンマがどーたらとかは、すっかり抜け落ちてしまった。
麺、たしかごく普通の中太麺だったんじゃね?まあとりたててどうこういうモノでもないけど、別にそんなに悪くはなかったんじゃないかな。
あ、そうそう、この刻みたまねぎ、あまり新鮮じゃなかったのか、だいぶ苦味が出てたよ。といっても、スープ自体がアレなので、別に苦味が邪魔してるとかそんな風には思わなかったけど。

しかし、沢山のっかっている肉も旨味が抜けきってダシガラになってしまっているし、そしてスープも、ダシの旨味などほとんどなくて、ただひたすら、味が薄いだけである。となると、煮込む前の肉には確かにあったであろう旨味は、いったいどこへ消えてしまったのだろう?不思議といえば不思議である。まさかダシだけを別にとって、「ポークエキス」という商品にしてまた別ルートで売ってるとか、そういうわけじゃないだろうな。であれば、いったいこの旨味、どこへ行ってしまったのだろうか?


まるで廃工場の鉄パイプばりに薄汚れた寸胴を覗き見ると、その中は、透明乃至は白濁したスープ、ではなくて、真っ黒な液体で満たされている。
つまりこの店では、豚骨なり鶏ガラなりで取ったダシと醤油ダレをどんぶりの中で合わせるのではなくて、最初っから醤油ダレを寸胴の中に入れちゃって、それをすくってどんぶりに入れ、麺と具を入れてそのまま客に出すようなのである。寸胴の中に直接醤油なりなんなりで味付けしちゃうと、醤油の風味が飛んでしまうし、しかもずっと火を入れているわけだから煮詰ってどんどん濃くなってしまうから普通のラーメン屋はやらないのだけど、この店はもともとこういうスタイルなのかはたまた名駅だからお客がひっきりなしに来るからこれでいいとしているのかはわからない。ともかくも、スープとタレを丼で合わせる、という一手間を省いているという事はわかる。
写真ではよくわからないかもしれないけど、所々、白いものが浮いている。これはアクなのか剥がれ落ちた豚の脂身なのかわからないけど、おそらく後者なのではないかと思われる。アクならもっと全面に泡だつように溜まっているだろうからだ。

要するに、こういうことなんじゃないかと思う。まあ、これは俺の憶測だから、違っているかもしれないけど。
つまりこの「NEW OLD STYLE けいすけ」では、店舗で鶏がらなり豚骨なりのダシは取らない。そういう手間のかかることはしないのだ。
ではどうするかというと、本部工場から送られてくる「ダシ入り醤油ダレ」を、マニュアル通りの割合に、水で薄める。それをズンドウに入れ、沸騰させる。
そのズンドウの中へチャーシュー用に使う肉を固まりのまま、入れる。多分タコ糸などで縛って入れるのだろう。
そのまま数時間煮込む。
すると、肉には醤油ダレの味が染みこむし、スープには肉からの旨みが出る。
そしてある程度時間がたったら、その肉を取り出し、これもマニュアル通りにスライサーで切り分けて、「肉そば」に載せるチャーシューとして使う。
まあある程度順序が違っていたり、他にも使う材料があったりするのかもしれないけど、概ねのところは、こういう風な作り方をしてるんじゃないだろうか。

調理場の中も店内も、いかにも大学生やフリーターのバイトでござい、って感じの若い店員だけで構成されている。ある程度の年功の所謂責任者的な人物は現場には出ていないのだろうか。ひょっとして、奥のほうに事務所みたいなスペースがあって、そこで待機していて、なにか問題が起こったときにだけ出てくるのかもしれないね。まあとにかく、店を回している店員たちは全員、バイト風の若造ばかりだ。これでは、とても職人的な技術を要するダシ取りなんかは出来ないだろう。だから、こういう店を運営するには、こういった感じの簡素な調理マニュアルにしなければならない、というのはわかる。
だが、こんなやり方じゃ、あんな大きなズンドウに入るような大量のお湯で長時間、肉を煮込んだら、そりゃあ肉本来の旨味なんかすっかり抜け落ちてダシガラになってしまうのは当然のことだろうし、かたやスープのほうとしても、鶏ガラや豚骨なんかを強火で煮込んで得られる強靭なダシに比べたら、塊肉なんかでチマチマ煮出される旨味だけでは、どうしてもラーメンにするには貧弱なダシしか取れないに違いない。
結果として、肉自体もダシガラ、スープの旨味も貧弱、全く良い所なしのトホホなラーメンになってしまうのである。
まあ凡そのところ、こういうことなんじゃないかなあ、と、俺は想像するのである。

まあこんなのは俺の勝手な想像なので、本当は全然違っているのかもしれない。
例えば、もしかしたら本当に、肉の旨味だけを取り出して「ポークエキス」として別ルートで売ってたりするのかもしれない。いやまあ、それはないかな。
でも、こんなにも、肉もスープも味が無いだなんて、普通に考えて、おかしいだろう。だから、こうやって想像するしかないのだ。
東京のほうの「けいすけ」の味は、どんなもんなんだろうかね。
これと大差ないんだったら、やっぱり食べる価値がない。
これとは違って本場はちゃんと肉もダシもしっかりと味があるんだったら、この名古屋の「NEW OLD STYLE けいすけ」というのは、「けいすけ」という店名にドロを塗っているに等しい。
どっちにしてもこの大名古屋ビルヂングの中に入ってる「NEW OLD STYLE けいすけ」は、ロクでもないものだ、という事には変わらない。
こんなもん、よく行列並ぶよなあ。俺には全く理解できん。狂ってるとしか言いようが無いぜ。


てなわけで本日の評価は:★  1、であります。


これも本当に、限りなく0に近い1、という感じです。ただ、俺のブログで0というのは、本当に吐き出すほどマズい、っていうことなのですね。まあ味が無いっていうことはつまり、少なくともマズ味は無いってわけですから、仕方ないけど1にしときます。

やはり名古屋界隈における話題店、行列店は信用がならない。だから紫陽花愛ごや生るも、やっぱりちょっと敬遠してしまうのであります。
ただまあ、食べてみないことにははじまらないというのも確かなんですよね。特に紫陽花なんかリクエストもいろいろ出てるわけだし、まあ、機会があったら、という感じです。あまり期待はしないで下さいねっ☆

NEW OLD STYLE 肉そば けいすけ 大名古屋ビルヂング店
愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング B1F
11:00~23:00(LO/22:30)

2016年10月25日火曜日

ラーメン 昭和

昔、そうですね、2001~2年頃でしょうか、このお店が大好きで、大勢の仲間と一緒にちょくちょく通っていたものです。当時は本郷亭と、あとはこの「昭和」が名古屋ラーメン界での筆頭格だったわけで、ものすごい行列が出来て、長い時間待たされることも屡でした。大勢の仲間で行ったので、待ってる間も話してればすぐなわけで、特に並ぶのも苦痛ではなかったのですね。
その仲間も、今はもう名古屋に居なかったり、もしくは結婚したりして、しかもその結婚相手がラーメン苦手だったりして、結局あの頃に比べると、現在では一緒にラーメンを食べに行く仲間がぐんと減ってしまったわけです。これも時の流れと申しましょうか、なんとも寂しい話であります。まあ結婚なんて別に勝手にしてりゃいいと思いますが、なんでわざわざラーメン苦手な相手と結婚するかなあ。そこはラーメンを優先すべきでしょ。もしくは結婚相手も洗脳してラーメン好きにさせてしまうとか。ところが情けないことにそいつは、相手を洗脳するどころか、相手に洗脳されて炭水化物制限ダイエットなんかやり始めやがる始末。人間、こうも軟弱になったらおしまいですね。俺は絶対に、そんな軟弱な精神には陥らないように気をつけたいと思います。
まあともかく、2005年だかにセントレア空港に出店するちょっと前あたりからこの店、おかしくなってしまったのですね。たしかその頃に経営者が変わったとか。それで経営方針もがらっと変わってしまって、要するに今で言う一番軒みたいな感じになっちゃったんですね。(余談ですが一番軒も以前はかなり美味かったんですよ。は最悪ですが。)
当然味もがらっと変わってしまって、なんだかそうめんをゆですぎたみたいなへなちょこな麺に、カップ麺みたいなスープ。そういえば十勝製麺からカップ麺化されたのもその時期ですね。やっぱり、ラーメンってのはこうビジネスに走るととたんにダメになるんですよ。どうしてそれわかっててみんなビジネスに走るかなあ。自分で自分の首を絞めているというのがわからないのかね。
てなわけで、そのセントレアも失敗で撤退、本店も2011年に閉店と、まあそこまで続いてたのが不思議なくらいでしたね。そんなわけで、2012年に現在の場所に変わり営業再開したときにも、あまり期待を持ってなかったのですが、大分後になってから、「味が戻ってる」という噂を耳にして食べてみたらこれが、滅法旨い。たしかに、これなら、以前の味にも劣らないと思いますね。尤も、細かい部分で以前とはだいぶ違っているようにも思います。が、だからといって、以前より悪いというわけではありません。これはこれで、前とは違うけども、充分に美味しいラーメンだと言えるでしょう。
一応住所のある場所に店を構えていますが、ラーメンを作ってるのはこんな感じの、屋台風の小さな部屋で、お客はまた屋台っぽく屋外のビニールシートで囲まれた空間か、もしくはカウンターだけがある簡素な建物の中で食べることになります。やっぱり屋外の席が雰囲気もあっていいのですが、今回は満員だったので建物の中にしました。



ラーメン ¥700

いやあ、はっはっは。これはまた、なんという美味さなのだろうっ!!
前に食べたのって、再開後ではあったけどももう3年くらい前なんですよね。その時も美味いと思ったけど、今日のはそれと比べても一段と、美味しくなってる気がするぞ。素晴らしいっ!
いわゆる豚骨醤油ラーメンなのだが、最近遅まきながら流行っている横浜家系とは全然違っていて、どっちかというと和歌山ラーメンの井出系に近い味といえるでしょう。尤も、俺は和歌山でラーメン食べたことがなくて、千種のまっち棒でしか食べたことないんだけど、まっち棒のあれよりもこっちの昭和のほうがずーっと美味いから、和歌山ラーメンに喩えるのはあまり適切ではないのかもしれません。
見た目いかにも黄色っぽく泡立っていて、醤油よりもとんこつのほうが全面に出ていそうな印象を受けますが、これは要するに、豚の美味し~い油が非常に細かく粒子状になって表面を覆っているからであって、レンゲですくうと、かなり醤油っ黒いスープが下から現われます。このスープを飲むと、丹念に火を入れられたであろう醤油ダレの、香ばしくもきりっとカドが立った強い味わいと共に、とんこつスープ独特のあのなんともいえない、まるで宙に浮かんだような、ふわっ!とした多幸感が身体全体に満たされる。これこれ、これですよっ!まさに、舌で味わうのみでなく、身体全体に染み入るスープ。
俺が白濁とんこつスープを好きなのは、このふわっ!とした一種麻薬的な感覚が味わえるからである。この不思議な多幸感は、とんこつスープ以外では決して味わえないし、かといって全てのとんこつスープで味わえるわけでもないのである。名古屋で言えば、とんぱーれ一陽軒、閉店しちゃったけどひかり、あるいは以前のしげ家だいけん時代の女子らけ、そしてこの昭和くらいか。あるいは大垣の我一豚も、それに近い感覚を味わえる。そういえばラーメンまつりの無鉄砲も、簡易キットのくせにこのふわっ!と感を見事に表現していた。
この感覚をこそ楽しみたくて、俺はラーメンを日々、食らうのである。だから俺は基本、とんこつにしか興味がないのである。いくら味そのものが上等だとしても、紫陽花とか玉ぐすくとか、ああいう非白濁薄味系のラーメンではこの麻薬的感覚を味わえないに違いない。
この、ふわっ!とした多幸感、としか俺の残念な文章力では表現できないけど、この感じって、いったい何によってもたらされるものなのだろうか?豚骨のダシの強さ?それともアブラ?はたまた、化学調味料?どれもしっくりこないのだ。確かに、濃厚なとんこつってのはいろいろあるけれども、でも県下一濃厚だと思われる大岩亭の特豚では味わえなかったし、また鶴亀太幸なんかでも味わえない。アブラについても、例えばなりたけのギタギタとか、二郎のアブラマシマシとか、たしかにそれはそれで中毒性はあるけども、でもまたこのふわっとした感覚とは違うんだよなあ。化学調味料だって、うま屋リンガーハットには大量に入ってるけど、だからといってこんなにふわっとした多幸的な感じにはならない。
結局、何によってラーメンがこう、ふわっとした多幸感に満たされるのか、未だに原理がつかめないのである。もしその原理さえ掴めるのなら、ひょっとしたら自分自身でこのような多幸感のあるラーメンを作れるのじゃないかとも思うのだが。
要するに、濃厚な豚骨ダシと、副原料と、それに調度良い味わいと分量のタレ、良質のアブラ、それに、適度な量の化学調味料、それらがガッシリとお互いの肩を掴みあっているような、そのような絶妙なバランスのポイントを見つけ出す、という以外に方法はないような気もする。そして、それを掴むには、やたらと濃いだけじゃだめだし、アブラが多けりゃいいってもんでもないし、もちろん少なくてはだめだし、化学調味料も全くナシではダメなのだろう。それらのバランスの本当に微妙な、狭いポイントを見つけなけりゃならない。そういうことなんじゃないかなあ、と、今のところはそんな月並みな結論しか出せない。
でも、この感覚は、明らかに他のラーメンとは違っている。もしかしたらそういうバランスとかの問題じゃなくて、決定的な「何か」があるのかもしれない。それは何かの物質かもしれないし、それとも何かの方法論かもしれない。でも、それが何かは、わからない。少なくとも俺の乏しい知識と経験ではね。

とにかく、このスープと、そしてタレとの絶妙なバランスは、このふわっ!とした、とんこつならではの多幸感をもたらすのだ。
この醤油ダレ、かなり味が濃い。通常ならあまりにタレの味が濃すぎる場合、豚骨ダシの良さを殺してしまうことが多いのだが、この昭和ラーメンの場合、全く豚骨の味わいを消してしまうことがなく、それどころか、この強靭な醤油の風味によってこそ、スープが支えられているという趣すらある。おそらく丹念に火入れされているのであろう。巷に溢れる醤油ダレと違って、鼻に抜ける香りが香ばしい。おそらく、火入れするときに、わずかに焦がされるのが、味わいの強さを一層際立たせているのだろう。塩っ辛さも相当なのだが、それでも味の深さのほうが印象に残るというのは、この素敵な香ばしさによるところが大きいに違いない。この醤油ダレの味の濃さは、以前には無かった、再開後ならではの良さと言えるかもしれない。
以前と違うといえば、麺もだいぶ違うような気がする。前はもっと加水率高めでもちもちしていて、もうちょい太くてもうちょい縮れが強かった気がする。といっても本当に昔の記憶だから合ってるかはわからないけど。でも、今回の麺も悪くはない。小麦っぽさが出て、食感も結構固めだ。尤も、スープとの相性は昔の麺のほうが良かったような気がする。でもまあこれは好みそれぞれでしょう。
チャーシューは典型的な薄切りのものだが、この脂分がまた適度に溶け出て、スープに広がりを与えているのは昔と同様。
メンマが、これは前と違うかな?最近流行りの、コリコリした食感のものになっている。これは素材をグレードアップさせたんだろうなあ。以前の味をちゃんと踏襲した上で部分をグレードアップさせる、っていう姿勢は本当に素晴らしい。ラーメン屋はこうでなくちゃ。間違ってもチェーン展開とか空港に出店みたいなビジネスに走っちゃあいけないよ。特に、ああいう空港やビルヂングみたいな施設に多店舗進出するなら誰でも作りやすいように調理方法を合理化するしかない。だけど合理化するために不味くしちゃあ、待っているのは破滅だからね。その意味では、この「ラーメン昭和」、まさに再開後にはラーメン屋の正道に立ち戻った、という感がある。素晴らしい。Bravo!!

昔懐かしい味、だとか、はたまた昔とは違う、だとかいろいろ言われてるけど、俺はこれ、以前の美味しかった時代の味を取り戻した上で、それを踏まえつつ細部で改良している、という風に感じました。その改良した部分は、所々、好みが分かれるという部分はあるにしても、決して全体として、以前より劣っているということは無いと感じます。明らかに劣っているのは、値段ですね。以前はたしかラーメン¥600だったような気が。まあ世間のラーメン全体がインフレを起こしているので仕方が無い面もあるのかもしれませんが、しかしこの店に限らず、ちょっと値上がりしすぎだろ?って思うのです。
だって、俺らがもらえるお金は一向に増えず、払うお金ばっかりが増えるわけですからね。ちょっとここ7、8年ほど、なにかがおかしくなっているような気がします。未だにリーマンショックの影響って引きずっているのでしょうか?俺は経済のことはホントに全然わかりませんが、どうしてこうなってるのでしょうか。お詳しい方、ぜひともご教示願いたいところです。
また話が横道にそれてしまいました。まあ、てなわけで、


今日の評価は:★★★★★★★ 7!!!!!!!です!


巷ではイロドリやら生るやら、あるいは紫陽花とか鉢なんたらとかの最新ラーメンが流行ってますね。かと思えば、戦後からやってる店だとか地元密着型の店だとか、いわゆるノスタルジックラーメンを発掘するのに夢中な人たちも居ます。もちろん、どちらも結構なことだと思います。
ですが俺は、そのどちらでもなく、この「昭和」のような、昔、といってもたかだか10年~20年くらい前からやってて、地道に堅実に今でも営業を続けている、こういうお店こそを大事にしたいと思うのです。思えば、とんぱーれもそうですよね。こういうお店は、地味ながら確実に、名古屋の根っからのラーメン好きな人たちを幸せにしつづけているのです。


ラーメン 昭和
愛知県名古屋市天白区島田3-806
火~金曜日 18:00~24:00
土曜日 11:30~14:00、18:00~24:00
定休日:日曜、月曜


2016年10月11日火曜日

岳家 並ラーメン

さて、件の岳家(がくや)である。ちなみに「件の」って読めますか?「くだんの」ですよ。読めなかった人は俺の文章力を云々する前に、ご自身の国語力を心配してみてはいかがでしょうか。
まあ、それはそれとして、俺はこってり濃厚な白濁豚骨ラーメンであれば、九州ラーメンにこだわらず、どんなものでも好きなのです。だから、横浜家系ラーメンも好きだし、家系もどきの名古屋のラーメンだって、そんなに悪くはないと思っています。ただ、かなり以前から家系っぽいラーメンを作っていた「しげ家」や「萬来亭」に比べると、ここ1~2年で乱立し続けた家系ラーメンもどきのは、なんだか浅はかだなあと思います。だいたい、なぜここ最近になっていまさら、家系もどきが流行しているのでしょうか。しげ家が出たばかりの頃(2003~4年あたり?)は、家系ラーメンという言葉すらそう名古屋人の間では広まっていなかったのに。
あの頃、俺もずいぶんチャンネルやらいろんなとこで「しげ家」をオススメしていたのですが、その時は全然誰にも見向きされず、なぜそれから10年以上も経って急速に家系が流行りだしたのか、全くもって不可解です。俺の言うことは、誰にも聞いてもらえないのです。悲しい人生です。(尤も、その当のしげ家も、先日行ったら、ひどく劣化してしまっていました。ああ、残念。)
まあ、そんなわけで要するに、家系っぽいラーメンというのは俺としては好きなジャンルなので、この「岳家」も機会があれば行ってみたいと思っていました。
昨年開店して、だいたい「」と同時期かやや先立って、件のチャンネルにおいても話題になっていましたよね。尤も、あまりにも推しすぎるカキコが多かったので、ステルス・マーケティングの一種だという意見もありましたし俺も概ねその意見に同意です。でも、わざわざ店員さんが、いくら自分の店を推すだめだといっても、あんなチャンネルなんかに書き込むほどの暇があるのでしょうか?そこらへん、いまいち不思議なんですよね。もしかしたら本当に熱狂的なファンが居て、そいつらが書き込んだのかもしれません。が、店主が、カキコ人を雇った可能性はありますね。暇な友人が居たら、多分ちょっとした小遣いをやるだけでガンガン店を推すカキコしてくれるでしょうからね。なんとも薄気味悪い話であります。
まあとにもかくにも、件のチャンネラーにしてもブロガーにしても、軽薄でミーハーな連中が多いもんだから、「圓」も「岳家」も、ごく短い期間は大分お店も混んでいたようです。もちろん、その後急速にガラガラになるのは明白ですから、自分はそういう、誰も見向きもしなくなったころにこそっと行ってみようと思ってたんですが、件のラーメン本に「新店部門」として載っかってしまいましたね。こりゃタイミングを逃したか、とも思ったけど、一位の「圓」が相変わらずガラガラなところを見ると、どうせ岳家も大してお客は戻ってきてないんだろうなあ、と思ったので、行ってみたら、案の定、殆どお客はいませんでした。あの本の「新店部門」、「ガラガラ部門」に名称を変えたほうがいいんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。

調理場も店主の顔もモロ見えの、開放的でオシャレ臭い空間の店内に入ると、なんとも笑顔が素敵な女性店員さんがお出迎えしてくれます。
わおぅっ!この娘、結構かわいいぞー。こんなかわいい女の子と一緒に、おなじ空間で何時間も仕事することができるここの店主さんは、とってもうらやましいです。出来ることなら、ラーメンじゃなくてこの女性店員さんをお持ち帰りしてむさぼり食いたいものですが、それをやっちゃうとラーメンを食べないうちに出禁になってしまいかねないので、そうなるとラーメンも食べられずレポートも書けませんから、まずはラーメンを注文することにしました。
なんだか「奇跡のニラつけ麺」だとか、「星つきほうれん草トッピング」だとかを薦められましたが、俺はつけ麺が嫌いだし、しかも自分で「奇跡の」って言っちゃうあたりなんだか胡散臭い感じがしてイヤです。昔「満州屋が一番」という店名のクソまずい久留米ラーメン屋があったので、自分で一番だとか奇跡だとか言っちゃう奴は警戒することにしています。星つきほうれん草というのも、別に星なんかどうでも良くて、大事なのは味だけなわけで、星がついたのをありがたがるってことはつまり肩書きを重視する権威主義ってことですよね。俺は権威主義なんか嫌いだから、そんなトッピングはいりません。
というわけなので、注文したのは、これです。


ラーメン並 ¥700

あれれ、各所のレポートだと650円って書いてる所もあるけれど、開店して一年もたたないうちに値上げしちゃったのでしょうか。なんかヤな感じですね。
写真で見ると典型的な家系ラーメンに見えるかもしれませんが、実物は、一般的な家系ラーメンに比べ、ずいぶんと透き通った色をしています。
家系ラーメンならではの鶏油(チーユ)の膜が分厚く表面を覆っていますね。この鶏油(チーユ)、かなり香りが強いです。一般的な家系もどきのラーメンだと、鶏油(チーユ)といっても、あまり鶏の香りがしない、いわゆる業務用の缶入りの鶏油(チーユ)を購入してラーメンに浮かしている店がほとんどだと思いますが、この岳家のラーメンから漂う鶏油(チーユ)の香りは、いかにも鶏由来の油の独特な甘い香りが漂っています。
ほら、酒飲みで料理をする人ならわかると思うけど、鶏皮を買ってきて弱火で長時間フライパンで焼くと、鶏の油が大量に出まくって鶏皮がカリカリに揚がって美味しいおつまみになるでしょう。あの鶏皮を焼くときの匂いと同じ匂いが、このラーメンの表面から漂うのです。
ということは、この店の鶏油(チーユ)は、決して業務用の販売品ではなくて、お店でわざわざ毎日作っているか、あるいは外注だとしても信用できる業者に毎日作ってもらっているのでしょう。少なくとも、鶏油(チーユ)に関しては、かなりのこだわりを持っているように感じました。

さて、スープをすすると、まずこのチーユの独特の甘い香りが鼻について、油ならではのコッテリ感が舌にまとわり付いた後、とんこつスープの濃厚な旨味がふわっと残り・・・

あれ?チーユの風味が抜けた後、濃厚豚骨の重厚な旨味がふわっと・・・・・・・・来ないよ?

なんだこれ。後味に醤油ッ辛さしか残らないよ。
全然、濃厚な豚骨の味がしない。鶏油(チーユ)の香りと、醤油ダレの味、だけだ。
おっかしいなあ。これって家系ラーメンのはずでしょ。
家系ラーメンといえば、白濁するまでに強火で煮込んだ濃厚豚骨スープに、これまた濃厚な醤油だれ、そして、表面に浮いた鶏油(チーユ)、というのが定石なはずなんだけどなあ。
たしかにチーユの香りもするし、しょっぱい醤油ダレの味もするけど、肝心の、メインになるはずの濃厚白濁豚骨の風味が来ないよ。
へんだなあ。確かにこれ、家系ラーメンなはずなんだけど。
濃厚な旨味が全然ない。チーユの香りが鮮烈なためか、油っこさはかなり強いんだけど、旨味が弱すぎる。
これじゃ、油と醤油の混合物を飲んでるみたいだ。
こんなの、豚骨白湯スープなどではない。美味しくないよぉ~。というか、はっきり言って、マズイです。

表面の鶏油(チーユ)を除けて、スープの層だけをすくってみると、なるほど、これはいわゆる白濁した白湯スープとはお世辞にも言えず、半白濁ともいえない。透き通った、いわゆる昔ながらの醤油ラーメン、例えば東京ラーメンのような形相である。いわゆる、白湯ではなくて、清湯である。(俺は「清湯」って言葉をこんな風にラーメンに使うのは嫌いなのだけど、わかりやすくするためにあえてここでは使わしてもらいます。)こってり白濁した濃厚豚骨スープがウリのはずの家系ラーメンなのに、この無白濁のさっぱりスープでは、がっかり感がハンパありません。まさに期待はずれ、肩透かし、って感じです。
いや、俺は別に、正統的な横浜家系ラーメンじゃなくちゃいけないだなんていうつもりはありません。そもそも俺自身横浜でラーメン食べたことないし、名古屋で食べた、本場から来た家系は、昔熱田イオンにあった六角家だけで、あとはいわばお店ごとの自己流、「なんちゃって家系もどき」ばっかりなので、家系のなんたるかを語る資格はありません。むしろ、正統的家系の伝統を踏襲しているか否か、なんてことよりも、俺が食べて美味しいかマズイか、のほうがよっぽど重要なのであります。
さて、その観点でいくと、この「岳家」のラーメン、はっきり言って、マズイのです。非白濁、清湯スープでも、豚骨の旨味が充分に煮出されているものであれば、それはそれで美味しいと思えるはずなんですが、このラーメンのスープは、豚骨のうまみが全然煮出されていません。おそらく、アクが出過ぎるのを怖がって、思い切って強火で煮ていないか、粉砕が不十分か、あるいは時間が不十分か、そうでなければ豚骨自体の質が悪いか量が足りないか、のどれかでしょう。あるいは、全部かもしれません。
そんな、薄っぺらい、旨味が不十分な非白濁豚骨スープに、やたらと新鮮で香りの強いチーユをこんなにたくさん浮かべたら、いよいよチーユの味ばかりが支配的になって、油っこいばかりでさっぱりコクの無いアンバランスなスープになってしまうのはもはや必至であります。
よくある家系ラーメンでは、「麺のかたさ、タレの濃さ、アブラの量」を注文時に選べるようになっている。この岳家でも、聞かれはしないけども、注文するときに言えばちゃんと対応はしてくれるようです。でも、いくらタレを濃くしようが、アブラを多くしようが、肝心の豚骨ダシのコクが薄っぺらければ、何にも意味が無い。まさか「豚骨の旨味濃い目」という注文が出来るわけじゃないし。いくらそういうので調整しようが、根本のダシがダメなのだからもはやどうしようもないのであります。
麺も、なんだか家系っぽいラーメンにしてはずいぶん細めで、ただでさえ薄っぺらくて美味しくないこのスープをさっぱり持ち上げないので、いよいよ味がしない、美味しくないラーメンになってしまいます。これも、別に細いからダメってわけじゃなくて、マズイからダメなのであります。

こんなのを、「マイルドで優しいスープ」だの「すっきりして重さを感じない」だの「洗練された味」だの、挙句の果てに「このお店よりおすすめできるとこある?」とまで評価するブロガーの神経がわからない。こんなの、ただ単に「味が薄すぎていまいち」だろ?もしかして、紫陽花とか玉ぐすくとかのああいう薄味系ラーメンが好きな人は、この岳家のラーメンもしっくりくるのだろうか?いや、それにしては、やたらと油っこさばかりが舌について、胃に重たすぎる。

コクが無くて薄っぺらいくせにやたらと油が重たくて胃もたれする。そんな、良いとこナシのトホホなラーメン、それがこの「岳家」のラーメンである。

案外、オタクブロガーよりも、食べログのほうが、結構まともに、このラーメンの正当な評価をしているような気がするぜ。俺は食べログなんか嫌いだけどさ、この店に関してはちらほらといくつか至極真っ当な意見が散見できる。


というわけで、今日の味の評価は:★ 1、であります。


このように、ラーメン自体は至極残念なものでしたが、でもでもっ!女性店員さんはやっぱりかわいいですよっ!






ああ。かわええなあ。
なんというか、いわゆる美人さんっていうタイプではないけど、明るくて純真な純朴娘って感じで、妙に男心をくすぐると思いませんか。
これ、店主の奥さん、なのかな?いや、奥さんっていうにはずいぶん若すぎるような気もするのだけど。女子大生くらいに見えるよね。でも別に15歳とかじゃないだろうから可能性としては充分あり得る。でも、なんか店主と敬語で話していたから、ただの女性従業員さんかもしれない。どっちなんだろう?
もし奥さんなのだとしたら、この店主うらやましすぎる。こんなかわいらしい奥さんもらうだなんて、完全に勝ち組。あのブサイクで性格ひん曲がってる玉ぐすくのクソババアとは全く対照的ですね。玉ぐすくの旦那、あまりにも負け組すぎて哀れになってくる。
もし奥さんでないとしても、それでもうらやましい。いいなー。毎日こんな女の子と一緒に、しかも2人っきりで仕事できるなんて、ずるいよなあ。俺もラーメン店主になってかわいい女の子と二人きりで仕事したいなあ。だけど俺は金がないので、店を開くのは無理です。だから、だれか開店資金を俺に下さい。




この屈託ない笑顔が本当に素敵。別に営業スマイルってわけじゃないよ。店主とやり取りしてて、自然にこういう顔になるみたいだ。
やっぱ奥さんか、それとも彼女かな?
ああ、つらいなあ。






おっぱいも、凄く大きいってわけじゃないけど、とっても形がよくて、いかにも美乳って感じですね。
体をひねった時に、ラインが浮き出て、いかにこのおっぱいの形の品質が高いかがよくわかりますね。
ここの店主、お客が居ないときとか営業時間外に、二人きりの店内で、彼女を抱き寄せて、その抱き寄せる手で向こう側のおっぱいをさわさわしながら、唇を重ね合わせたりするのでしょうか。まさに役得じゃないか。ああー。殺したくなるほど、うらやましいー。
俺もあの、品の良いおっぱいを両手でいきなり掴んで、思う存分揉み揉みしたいよ~。
でもこのお店、あまりに厨房が開放的な作りになっていて、店主の怖~い眼差しが常に店内を監視しているんですよね。
まるで指一本触れたらただじゃおかない、って感じです。
俺は常日頃、かわいい女性店員さんがいたら、素直に声をかけて「かわいいですねっ☆」と言うようにしているのですが、この店主の監視下だと、そんなことすら出来ない。ましてや、ナンパなんて、この店内じゃ逆立ちしても無理です。
となると、店外で襲うしかないか。
我一豚のラーメンは美味しすぎて、女性店員さんを襲って出禁になったら困るから絶対に襲わないけど、この岳家のラーメンは美味しくないので、もう二度とこないだろうから、出禁になっても特に困らないです。
もし奥さんだったら一緒の車で出勤するに違いないから絶対に無理だけど、奥さんではなく普通の従業員さんだったら、自転車かなにかで一人で帰るでしょう。
となると、チャンスは結構ありますよね。
うーん。妄想が広がります。

いや、襲わないけどね。
だって襲ったら、お店に出禁になるのは別に困らないけど、ヘタしたらシャバに出禁になっちゃうかもしれませんからね。
そうなったら困るので、とりあえずは、襲わないことにします。
彼女、助かってよかったですね。とりあえず、俺に襲われる心配はないようですよ。
まあ、他の連中はどうか知りませんが。

>>497>>513>>541>>624>>636氏、たぶん同一人物だと思いますが、どうですか?ここの岳家の店員さんは。かわいいでしょ?おっぱいも、大きくはないけど実に質がいい。いかがでしょうか。
それともやっぱり、もっと大きくないとだめでしょうか?それなら、大垣の我一豚に行ってみてはどうでしょうか。あそこの女性店員さんはかなりの爆乳ですよ。
まあなんにしても、甲乙つけがたい可愛さであります。




女性店員さんの可愛さだけなら、評価は文句なしに:★★★★★★★★★★ 10!

なのですが、このブログは、基本的にはラーメンの味を評価の対象としていて、いくら店員さんがかわいいとしても、そういう要素は入れないことにしているので、やっぱり総合的には、


今日の評価は:★ 1、で変わりません。悪しからずっ。



そういや、件のラ王がこの店のほうれん草についてわざわざ「家系によくある一度凍らせたものだ」って書いてたけど、あれ絶対、まっちゃんに対するあてつけだよな?本当にあいつ底意地が悪いよなあ。
まっちゃんはまっちゃんで、やたらとプライドが高くて意固地なもんだから、間違いを人に指摘されても素直に認めることが出来なくて、意地になってしまってる。
どうして、ラーメンを食べることが、素材当てクイズみたいになってしまっているのでしょうか?
別に、味の感想を言うだけでいいのに、冷凍物を使っているだとかそうでないだとか、そんなの間違えたってどうってことないでしょ。だからまっちゃんだって、別に間違えたって恥ずかしく思う必要はないのに、ヘタにプライドが高いもんだからキズつくのを恐れているのか、勝手に意固地になって否定する。そして、本当に間違えたと認めざるを得なくなると、今度は勝手に卑屈になる。なんだか、バッカみたい。
そりゃあさ、誰だってカッコ悪いとこ見せたくないし、完ぺき主義に陥っちゃうのもわかるけど、それじゃつまんねーじゃん。いいじゃん、恥はかき捨てで。
かく言う俺だって、いろいろクソみたいな部分で間違ってるし、別に否定はしないぜ。
素人なんだし、それで良いと俺は思うんですがね。やっぱ、プライドが高すぎると、恥ずかしいと思っちゃうのかね。
もしかして、そんなんでブログ休止してるんだったら、本当つまんねー。
チャンネルのみんなもなんだかんだ言って、まっちゃんのブログ読むの楽しみにしてるんだし、俺だってバカにする相手が一人いないってのもつまんねーから、そろそろ再開したらどう?
まっ、これは余計なお世話かな。


あ、そうそう、最近出たもう一つのラーメン本、立ち読みしてみましたが、タレントや有名人を使いまくってミーハーだし、「イロドリ」やら「生る」やら新店が紹介されてるのはまあ良いとしても後は結局奏とか鉢なんたらとか雫とか愛ごやとか紫陽花とかで目くそ鼻くそです。付属の無料クーポンも、ミニラーメンとか素ラーメンとかばっかでケチ臭いです。が、とんぱーれが出てる分だけ、あっちよりかは幾分マシと思いました。どうしてもラーメン本を買いたいならち、こっちですね。


岳家 がくや
愛知県名古屋市昭和区塩付通3-13 メゾン塩付 1F
11:30~15:00
18:30~21:30(L.O.21:15)
定休日:月曜日、火曜日

2016年10月8日土曜日

とんぱーれ ラーメン

このところ、本当にロクなラーメンに出会えていないのですね。
ぴあのラーメン本が出たせいか、はたまたクソブロガーどもがしきりに宣伝するからかわかりませんが、俺も前から気になっていた紫陽花とか愛ごやなんかはオタク客が連日殺到して、大行列どころか早仕舞いしてしまって、オタクではない一般人の俺にはとてもありつけないようなラーメンになってしまいました。まあたしかにこれらのお店はおそらく、美味しいのでしょう。だけども、人を待たせるのは良いけども人に待たされるのが大っ嫌いな俺にとっては、こういう店のラーメンは敬遠してしまうのです。
行くとしたら、あと数ヶ月、あるいは数年かもしれませんが、流行の話題が別の店に移っていって、みんなが紫陽花や愛ごやなんかを忘れた頃に食べに行ってみたいと思います。
その他の店で、俺が行ってない店や久しく行ってない店もいろいろあるけれど、それらのどれもが、なんだかパっとしない味なのであります。まあたまたま偶然、最近そういうのばっかりにぶち当たってしまっている、ということかもしれません。
ですが、ひょっとしたらそうではなくて、俺自身の体調が悪いせいかもしれません。確かに最近、涼しくて気持ちがいいからと、連日飲んでばかりいたのですね。だから胃が荒れてしまって、ラーメンの味がわからなくなってしまっているのかもしれません。

というわけで、俺が本当にラーメンの味がわからなくなっているのかどうなのか、馴染みの店に行って確かめてみましょう。俺が「美味しいっ!」って日頃思っているラーメンを食べても、味がわからなくなっていたとしたら、それはお店のせいじゃなくて、俺の体調が悪いせいということです。もしそうでなければ、やっぱり最近、ロクな店が無い、と、そういうことになります。はたして、どっちでしょうか?


とんぱーれ ラーメン ¥600





ん、これは・・・・・・・・・・



う、



美味あぁぁぁぁあああ~~~~いっ!!!!!



おいおいおい、相変わらずながら、この美味さはただ事じゃねーなあおいっ!
なんと言うのだろう。すべてが、ちょうど良いのだ。俺の口に、体に、心に、ジャストフィットする。
世間では、濃厚だとか、はたまたマイルドだとかいろいろ言われているけど、確かに、濃厚っちゃ濃厚かもしれない。
だけど、そう極端に濃いわけじゃないし、重たいわけでもない。だからといって、中途半端、なのではない。まさしく「ちょうど良い」んだよなあ。
なんだろなあこれ。他の店ではこの感覚、決して味わえないぞ。
俺は、薄っぺらなスープよりかはそりゃあコッテリ濃厚なとんこつスープのほうが好きだけど、でもやたらと濃けりゃいい、ってもんでもないようなのですね。
大岩亭」とか、たしかに濃くて俺好みに見えるんだけど、なんというか、まあ嫌いなわけじゃないにしても、俺の心に微妙に、ジャストフィットするとまではいかないのだ。「濃い」というのが先に来て、「美味い」というのが後になってしまってるんですね。
その点、この「とんぱーれ」のラーメン、一口食べれば、たちまちすーっと体の中に入ってきて、全身の神経すみずみまで「ああ、美味しいなぁーっ」という感覚が広がる。そして、後から思い起こして、「そういえば、わりと濃厚だったよね」という感覚が残る。上手く言えないけど、そんな感じなのだ。
まず「美味い」というのが何より先にあって、濃厚さは後に来るのだ。

まあ、この「とんぱーれ」の素晴らしさについては以前に散々語ったし、俺の文章力ではとてもこの美味さを語りつくすことなど出来ないというのはわかりきっているから、これ以上味云々についてはここでは語らない。
ともかくにも、俺の体調はそこまで悪くなってはいない、という事はこれでよーくわかりました。美味いものを美味いと、ちゃんと受け止めるだけの能力は、とりあえず今のところは失っていないというわけだ。
と、いうことは、やはり、俺が悪いんじゃなくて、世間の店がロクでもない店ばっかりだ、ということになりますね。
やっぱりいつの時代になっても、名古屋はいまだにラーメン不毛地帯なのでしょうか?

どうしてみんな、この「とんぱーれ」の美味さにいまいち気づいていないのだろうか。そりゃ、今はぴあのラーメン本が出たばっかりだし、ラーメン本に載ってない店は客足がやや遠のくというのも、この時期なら致し方ないだろうという面もある。

しかし、いくらなんでも、これは極端すぎやしまいか?俺の前に客はおらず、俺の後にも一人も入ってこなかった。あまりに暇なんで、おっちゃん、厨房から出てきて、テレビをずーっと見てる始末。まあ、おっちゃんもなかなか体力的にも辛いものがあるだろうし、あまり大勢の客に殺到されても困るだろうから、これでも良いのかもしれないけどさ、でもちょっと寂しすぎるだろう?
人生ってのは、適度にハリがあることが必要だ。豚骨らーめんが心から好きで、そして何より人が好きなこのおっちゃんに、できるだけ長生きしてもらって、この最高のラーメンを末永く作ってもらうためにも、もうちょっとみんな、とんぱーれに行ってあげましょうよ。そりゃあ、紫陽花も追い煮干中華そば鉢のなんたらも良いかもしれないけどさ、そっちにばっかり殺到しないで、なぜかあまり話題に上らないけどもともかく味としては最高であるこの「とんぱーれ」のラーメンも、たまには思い出して、食いに行ってみましょう。
なぜか、ブロガーのみんなも、この美味さに気づいていない人が多いのですよね。俺の知ってる限りでは、とんぱーれを強く推しているブロガーさんは、今は亡き「makoのラーメン食べ歩き記録」さんただ一人なんですよね。もう更新が途絶えて久しいですが、ともかく記事だけは残ってるので読んでみてください。きっと読んでいるうちに、とんぱーれのラーメンを食べたくてしかたがなくなってくるはずです。俺は名古屋のラーメンブロガーは全員嫌いだと事あるごとに言ってますが、少なくともとんぱーれを推しているという点においてはこのmakoさんは例外中の例外と言えるでしょう。他のブロガーは全く触れてもいないか、あるいはちょこっと写真のっけただけで終わっているか、そんな感じの奴ばかりです。おそらく、ごく初期に、あのラ王酷評したのがいろんなとこに影響しているのでしょう。あの頃から俺は酉立人が大っ嫌いだったわけですね。
このとんぱーれ、食べたことがない人も、とくに若い人の中ではいるかもしれません。そんな人は、このとんぱーれのラーメンを食べたら、その美味さに驚くに違いありません。名古屋の現役ラーメン屋の中では古参の部類ですが、最新の流行のラーメンに全くひけをとらないばかりか、豚骨ラーメンに関しては他のどの店よりも美味いと俺は思っていますからね。とにかく食べたこと無い人は食べてみてください。


というわけで、今日の評価は、相変わらずのぶっちぎりで:★★★★★★★★★ 9!です!!!








久留米ラーメン とんぱ~れ
愛知県名古屋市千種区松軒1-9-10 山田ハイツ 1F
営業時間
11:30~13:00
18:00~21:30頃
土曜日昼のみ
定休日:日曜日、第3土曜日
(以前に加えて第3土曜日が定休日になりました。ご注意下さい)
電話052-712-0120

2016年10月4日火曜日

めろう め郎 (+ぴあのラーメン本について)

いやまあ、この店もいまいち存在意義がわからない店ですよね。ぎんやの劣化パクリみたいなラーメンやつけ麺を出すと思えば、はたまたメキシカンタコス味のまぜそばやイタリアもどき風のメニューを出したりと、なにがやりたいのかよくわかりません。いやまあ、俺は別に、メキシコ料理とかイタリア料理が嫌いっていうわけじゃないけど、いや、そもそも好き嫌いを言えるほど詳しくはありません。が、でも、せっかく、ラーメンにはラーメンならではのオリジナルな素晴らしい「とんこつラーメン」という味のスタイルがあるのに、どうして他の料理の劣化コピーみたいな味をわざわざラーメンに持ってくるのでしょうか。
まだタコス味のポテトチップスくらいならまあご愛嬌ということもわかりますが、タコス味のラーメンなんか作ったって、それよりもタコスそのもののほうが旨いに決まってます。そんなのよりも、美味しいとんこつスープを煮出して普通にとんこつラーメンを作ったほうが、ラーメンとしては絶対に旨いはずだと思いませんか。そこんとこ、どうしていまいちわかってない店が多いのでしょうかね。自信がないので、正々堂々と伝統的なスタイルのラーメンを作るのが怖いのでしょうかね。いくじなしどもめが。

まっ、そんなわけで、どうせこんな店、今に皆に見捨てられてつぶれてしまうんではないか、と思ってたら、あに図らんや、ぴあのラーメン本「究極のラーメン2017」に堂々と取り上げられてましたね。それも、意外にも「ガツ麺部門」の第3位で。
たしかに、「め郎」ってメニューありますよね。あるけど、なぜ巷に溢れる甲乙丙丁様々のガッツリ系ラーメンの中で、わざわざこれが取り上げられたのか、不可解です。まずは名古屋で言えば「」だろうし「らけいこ」でしょう。他にも、歴史とか三郎二郎とか、俺は嫌いだけど天風あっ晴れ、あるいは溝口屋など、色々あるのに。
まあそりゃ、それらよりも東京や仙台や札幌、福島などにあって名古屋には無い「ラーメン二郎」のほうがずっと旨いには決まってますが、どうしても名古屋界隈の中で選ばなくちゃいけないとしたら消去法でそういう店がまず視野に入ってくると思うのですが、なぜか一位は岐阜県関市で、二位は三重県で、三位はやっと愛知県だと思ったら名古屋市内じゃねーの。いったいどういうわけなのでしょうかね。俺にはよくわかりません。
この本他にもよくわからないことだらけで、まあ総合グランプリの鉢なんたらっつー店は遠すぎて行けないし別に興味もないからどうでもいいとして、開店して数週間経つやいなや、急速に客足が途絶えて慢性ガラガラ状態になってしまったあの「」がなぜか新店部門1位。あんな不人気店がどうしてって感じです。いや、本に載ったから以前よりはお客が増えたのかな。ヨカッタデスネ。
それに、豚骨部門になぜ「愛ごや」が紛れ込んでいるのだ?愛ごやって、豚骨ラーメンなの?いや、俺食ったことないから本当のとこはわかんないのだけどさ、あれって「魚介塩白湯」って書いてあったから、魚介スープなんじゃないの?俺てっきりあれは、100%魚介スープで、豚骨は少しも使ってないものなのだと思いこんでたけど、違うの?俺本当に知らないので、食ったことある人、教えてください。
俺も「愛ごや」食ってみたいんだけどさ、この間行ってみたら、営業時間内なのに「終了しました」だってさ。暑い中、重い荷物持って駅から歩いたのに。まあ昼営業Onlyなのはまだ良いとしても、一日限定60食ってなんなのさ?商売ナメてね?そんなの、どうせオタクたちがぶぁぁぁぁあっと群がって、あっという間に売り切れてしまうに決まってんじゃん。きんもーっ☆。可哀想に、オタクではないしがない一般人である俺は、永久に「愛ごや」のラーメンにはありつけない、と、そういうことになってしまう。
いくら旨いのか知れないけどさ、実際に食うことができないラーメンなんて、全く価値がない。俺はまずいラーメンも嫌いだけど、それ以上に、食えないラーメンはもっと嫌いなのだ。食えなかったら、旨いまずいもない。それ以前の問題なのだ。こうやって、本に載せて大々的に宣伝するのなら、せめて営業時間内に来た人には誰でも、食べてもらえるようにするのが礼儀ってもんだろ。誰かが言ってたけど、こんなのただの「品薄商法」というやつでしょう。例のカップヌードルの謎肉祭と全く同じやり方だ。全く、誠意もへったくれもあったもんじゃない。少しはお客の気持ちを考えろ。ぷんぷん。
とまあ、不人気店や客に対する誠意がないラーメン屋をヨイショする「究極のラーメン2017」、実は俺はまだ買ってなくて、本屋で立ち読みしただけなんですよね。でも、立ち読みしただけで、まあ、買わなくてもいいかなって思いました。昨年のは買ったのですが、それと見比べても、新店数十店以外の情報は昨年とだいぶかぶってるし、それに付属のクーポンも、ろくなものが無いってのを昨年版で痛感しました。もしとんぱーれとか、片らけのデブセブハイパーライトとかの半額券が入ってたら買ってもいいかなあって思うんですがね、そういう店はまずこういう本には載らないのです。普通に味だけで考えたら、豚骨部門第一位は文句なしにとんぱーれなはずなんですがね。だって、ひかりは閉店しちゃったからねえ。ですがあの店、こういう本に載ったためしがほとんど無いのです。なんとも不思議ですが、ひょっとしたら店主が掲載拒否してるのかもしれませんね。だって、豚骨部門に、一陽軒はまあともかくとしても、愛ごやなんか入れるくらいなら、とんぱーれを入れるほうがずっと理にかなってるじゃないですか。そう思いませんか?
てなわけで、この本は買う価値がありません。みんな、立ち読みして、ところどころめぼしい情報があったら脳内に記憶しましょう。わざわざ買うほどの内容ではありません。

で、「めろう」だ。


けんばいき

俺はつけ麺とまぜそばが大っ嫌い。だからこのお店で食べられるものは限られてくるのですが、しかしここの「ラーメン」というやつ、いかにもぎんやの劣化パクリといった感じで面白くないのです。そもそも「ぎんや」自体がヒドいのに、それのさらに劣化したやつなんて、いくら店内の雰囲気がオシャレだからといって、食べたくないのであります。
となると、消去法で、やっぱり・・・


め郎 ¥750 メンマ入り

「期間、数量限定メニュー」って書いてますけど、いつからいつまでやってるんでしょうかね。少なくとも「愛ごや」のように、永久にありつけないということは無さそうですが。
わざわざメンマをトッピングにしたのは、昨年版のぴあのラーメン本に100円トッピング券がついていたからで、これ9月中までしか使えないので使っちゃおうと思いました。でも100円なら麺増量とかに出来たらいいなあと思ったんだけどそれは出来ないそうです。メンマかのりか玉子だそうです。なんともケチ臭いですね。
なんだか「め郎」っていう名前にしては、ずいぶんと控えめな外観ですね。もやしときゃべつがほんの少ししか乗ってない。とても「ガツ麺部門」向きの雰囲気では無いように感じますが。

お味はどうでしょうか・・・ううーむ。びみょー。

全然二郎っぽくないですね。二郎ってぇと、液状アブラと豚骨エキスがトロトロと乳化していて、そこに固形アブラがギトっと散らばるはずですが。これは全然アブラっこくない。背脂も全くというほど、見られない。
一応、豚骨を煮出してはいるようですが、その煮出し方がなんともサラサラで、お行儀よく、お上品に、控えめにまとまってしまっている。まるで水みたい。上善水の如しっていうお酒があるけど、豚骨スープであれを目指したらこういう味になるんじゃないだろうか。
だから、豚骨の髄のエキスの味なんかよりも、魚粉の味のほうがずっと早く、口の中にひろがってくる。こういう二郎もどき系で魚粉ってえと、どうしても三郎二郎を思い浮かべてしまう。三郎、一宮に移転してからはさすがに行けなくなっちゃったけど、伏見の地下にあった時は結構行ってたのです。あの三郎二郎は、少なくとも当時食べた印象では、確かに二郎の味とは全く違うながら、三郎二郎ならではの独自の美味しさを築いていたように感じます。ところがそれに比べると、この「め郎」は、とりあえず手持ちにある色々なものを組み合わせてなんとか無理やり二郎っぽく組み立てました、味は保証しません。とでも言ったような感じで、なんとも頼りない、ツギハギ感満載の味である。二郎もどき、というより、三郎二郎もどき、である。
いや、むしろやっぱり、ぎんやもどきなのだろうかね。ぎんやで修行したとのことだし。一時期、ぎんやが名古屋のラーメン界を風靡した時代もありましたが、俺にはいったい何が旨いのかよくわかりませんでしたし、今もよくわかりません。ぎんや自体がそんなろくでもないものなのに、この「めろう」の味はそのろくでもないもののさらに劣化コピーなのですね。一見、二郎っぽく組み立ててみてはあるけれど、本質的には基本メニューの「ラーメン」とあまり変わらないような気がします。
さらに、それをなんとか無理やり二郎っぽく仕立て上げるために、やたらと化学調味料の味を強くして、タレも濃くして塩分濃度をかなり上げている。このような頼りない、水みたいな豚骨スープに、そんなに化学調味料と塩分を入れまくったら、そりゃあそっちのほうが支配的になってアンバランスな味になってしまうのは当然でしょう。この「め郎」のスープは、そのような、悪い意味でアンバランスな、ツギハギだらけの、にわか仕立ての味がするのである。ほら、「第3のビール」というものが出回り始めた頃、いろんな素材やら酸味料やら香料やら、その他多数の原料を組み合わせて、なんとか無理やりビールっぽい味に仕立てようと、各社が涙ぐましい努力をしていたでしょう。今でこそ、第3のビールも研究が進んで、それなりに美味しく飲める製品が増えましたが、出始めのころは結構、ひどかった記憶があるでしょう。この「め郎」のスープの味も、まさに、出始めの頃の第3のビールと似たような感じです。むりやり二郎っぽく仕立て上げようと努力してるのはわかるが、てんでバラバラ、なってない。
ラーメンはスープが命。なのに、肝心のスープがこんな感じでは、いくら麺が良くても、美味しいラーメンにはならないものであるが、しかしそこはご安心?頂きたい。スープだけでなく麺も、やはり感心できるものでは無いのだ。
二郎やら・けいこなどに比べたらだいぶ細めの、角切り麺であるが、これが些か、ノビ気味なのである。こういうラーメンの場合、量が比較的多いので食べるのにそれなりに時間がかかることを想定して、ノビにくい麺を使うように考慮するはずなのだが、この「め郎」の場合、量も大したことがないから、食べ終わるまでそう時間がかからないので、あえてそういう配慮は無視したのかもしれない。しかしそれにしても、食べ始める時からすでにノビ気味なのはいかんでしょう。量云々じゃなくて、最初からこんなんじゃ食べきるのも辛いですよ。
チャーシュー。これは結構美味しかった。最近は固くて噛み応えのあるチャーシューも流行ってるけど、これはよく煮込まれていて食べやすい。圧力鍋を使っているのだろうか。味付けもだいぶ濃いけど、脂身が多いから丁度良く感じる。俺は固形アブラが大好きなので、こういうお肉は好きです。ただし、二郎とか大に比べると、量は半分以下だが。
それから、トッピングのメンマは、極細ながら、中々コリコリしていていい食感でした。美味しいメンマっていうと、だいたい太っといのを出してくる店が多いのですが、極細でこういう食感というのは好感が持てます。ただし、これはたしかデフォルトでは乗ってないです。
具で残念なのはやっぱり、もやしときゃべつですね。まるで二郎とは程遠い、ショボイ量。これも、増やしてといえば無料で増やしてくれるのだろうか?もしそうだとしたら失敗しました。だけどどこにもその旨が書いていないから、もしかしたらダメなのかもしれませんね。これは至極残念です。

まあ、食えなくはないですよ。あっ晴れとかとか、あからさまにヒドいラーメンに野菜やチャーシューなんかをドカンと乗せて見た目だけはいかにも二郎でござい!ってやってる店よりは大分マシではありますが、しかしこれはやっぱり悪い意味でアンバランスな、つまらないラーメンである。
どうしてこう上品に仕立て上げようとするのだろうか。もしかしたら、やっぱりいまいち勇気が無いのかもしれませんねこの店主は。アクが出るくらいガンガン豚骨を強火で煮出して乳化させて、背脂をドバっと振りかけたら、このしょっぱさと化学っぽさに負けないくらいの豚臭さが出ると思うのですが、そうすることのできない、引っ込み思案で感傷的な性格なのでしょうかね。
だから、いまいちこのお店の他のメニューも、まずくはないけどもいかにもぱっとしないものばかりなのでしょう。店の雰囲気がオシャレなラーメン屋ということで一部層には評判なのかもしれませんが、肝心のラーメンが実につまらない。まずくはないけど、面白くないのであります。

店内にマンガがあったので、食べ終わってから少しの間、腹がこなれるまで読んでいようと思ったら、「もう店閉めるんで出ていってください」と言われました。ええーっ。普通、閉店時間から1時間ほどは、片付けやら明日の準備やらなんやらで、店員さんも店に居るだろう?さすがに勿論、俺だって、1時間がっつり居座るつもりはないけど、でも食べ終わってすぐに追い出すこたあないじゃんか。
って思ってたら、本当に店の電気を落として、店員さん全員、外に出ちまった。ええーっ。閉店時間になったら、本当に即座に店を閉めちゃうのね、なんともせわしない店だなあ。まっ、営業の仕方なんて、店それぞれだから、とやかく言う事はないかもしれないけど、でも閉店時間間際に行ったお客は、食べ終わったら即座に追い出されてしまうようです。なんだか、つれないなあ、って思いました。

ラーメン自体もなんだか微妙で面白くないし、お店の人もなんだか薄情だったので、やっぱり食べ終わって店を出た後は、幸せな気分にはなれませんでした。ラーメンに限らず、食べ物というものは、食べている間だけではなくて、食べ終わった後も幸せな気持ちで居られるかどうかというのが大事です。その意味で言えば、このお店は、俺にとっては、なんとも中途半端、不満足なのでありました。


というわけで、今日の評価は:★★ 2、になります。


やっぱり、なぜこの店がガツ麺の第3位に選ばれたのかは、いまいちわかりませんでした。もっと他にふさわしい店は、名古屋市内にも周辺にもあるような気がします。ここの店主は、ラーメンの腕はともかくとしても、自分が有利になるように横のつながりを作るのが上手なのかもしれませんね。まあ、それも才能の一つでしょう。でも一般のお客が幸せになるためには全く役に立たない才能ですね。


ラーメン めろう
愛知県長久手市塚田1316  ビバリーヒルズ藤が丘1C
11:00~14:00 (土日祝11:00~15:00)
18:00~22:00
定休日:月曜日、第三火曜日

さんま サンマ 秋刀魚

やっぱりこの季節、ラーメンよりも旨いものが満載で、どうしてもラーメンから遠のいてしまうものです。秋鮭に、きのこに、秋刀魚。
どうもこのところ、ろくなラーメンに出会えないんですよね。行ったことない店とか新しい店に行っても、どっかで食べたような味の劣化版だったり、やたらと凝りすぎていまいち心に響いてこなかったり、もっと多いのは、客が殺到しすぎて大行列or早仕舞いというパターンですね。そりゃあとんぱーれとか片らけとか、俺のよく知ってる店に行けば美味いラーメン自体は食えますが、でもそれじゃあブログの記事にはしにくいんだよなあ。いや、そういう、なんとしてでも記事にしなくちゃ、って発想がすでに、俺がクソブロガーの領域に片足を突っ込んでしまっている証拠なのかもしれません。ああいう連中の仲間入りはしたくないので、もう少し自重しないといけませんね。
まあともかく、ぴあのラーメン本が発売されたからか秋になってみんな食欲が出てきたからかはよくわかりませんが、俺が気軽に行って気軽に感激できるラーメンは減ってきた感があります。となると、ラーメン以外の旨いものを、どうしても食べたくなってしまいます。

そりゃ、マツタケとかは旨いけど、とても俺が自力で食べるようなものではありません。ああいうのは、偉い人と仲良しになって、お店に連れて行ってもらって、自分ではお金を出さずに食べさせてもらうものです。自分で食べるものではありません。なので、俺にとっての秋の味覚というのは、専ら秋刀魚、ということになります。

今年は不漁らしく、なかなか値が下がりませんでしたが、ようやくここ最近、一尾100円で売ってるようになりました。昔は、俺の地元では一尾50円とか、30円とか、あるいはバケツ一杯に入って500円とか、そんな値段だったのですが、近年はそれでも値上がりしていまいましたね。これがインフレーションの結果なのか、名古屋という土地柄のクソ高い物価のせいか、はたまた環境破壊によるものかは定かではありませんが、少なくとも今よりは昔のほうが、味覚に関しては良い時代だったのだと言えるでしょうか。

これを



こうやって



こうして



こうするのです。


秋刀魚の刺身 二尾分 ¥200


いやはや。世の中に、斯程旨いものが他にあるだろうか。
この季節の、この日本でなけりゃ、絶対に味わえない味なのだ。
これこそ真の贅沢、真の幸せである。
一年のうちで、これが味わえるのは、この秋の季節だけなのだ。
塩焼きや煮魚なら、塩サンマや、冷凍保存しておいたものでも作ることが出来るが(いや、それにしたって、今のもので作ったほうが圧倒的に美味い)、刺身は、どうしたって旬の季節でしか出来ない。
まさに今しか、しかも日本でしか食べることが出来ないのである。
いくらお金を出したって、これを、例えば梅雨の季節に食べることは、絶対に出来ないのだ。
それが今の季節なら、一尾100円、高くたって150円ほどで食えるというわけだ。
まったく、今これを食べずして、他に何を食べるというのか。

人によっては旬の初めのほうの、あまり脂が乗りすぎてないもののほうが刺身には合うという人も居るけど、そりゃまあ一理あるけど、出始めは値段が高くて俺には手が出ないし、それに俺はアブラ大好きですからね。豚脂だけじゃなくて、魚の脂、特に青魚の脂分は最高に旨いのであります。魚の脂といったら、所謂マグロのトロだって人気でしょう。でも、あれよりはるかに安い値段で、ひけをとらない美味さの刺身を食えるんだから、やっぱりこの季節にこれを食べない手はないと思います。

ただ、サンマの刺身には一つ欠点があって、それは、塩焼きや煮物なんかに比べて、廃棄する部分が多いということなのです。
料理下手な奴が作ると、骨を取り去るときに、美味しい身の部分をたくさんロスしてしまうのです。俺はなるべく廃棄を少なくするように極く薄~くそぎ落とすので、そういった料理下手な連中のようなミスは絶対しませんが、それでも、必然的に、ある程度は捨ててしまう事になります。
バカな奴は、そのままゴミ箱へポイ、でしょうが、俺はそんなバカではないので、本来なら捨ててしまう部分まで、美味しく頂くわけです。



骨と皮の部分を、鉄製のフライパンで、素揚げにします。
テフロンのフライパンだと、高温の油で揚げるとハゲてしまうので、絶対に鉄製のフライパンを使いましょう。
骨は平べったいので、それほどの量の油を必要としません。さらに、所謂一般的な揚げ鍋よりもフライパンのほうが平べったいので、骨を素揚げにするには適しています。
仕上げに、塩をぱらっと一振りします。他に味付けはいりません。
実に簡単。
これがまた、日本酒に、焼酎に、絶望的なまでに良く合うのです。

いやあ。これほどの幸せって、他にあるだろうか。
たかだか200円だぜ。200円で、こんなに旨い逸品が、2品も作れる。
これらを美味しくツマミながら、杯を傾ける。
こんな贅沢って、ラーメンしか食べないオタク連中には絶対に味わえないでしょう。
それに、200円だぜ。スガキヤより安いんだぜ。
ましてや、700円も800円も、それ以上もする、所謂「話題のラーメン店」のラーメンなんて、この時期のサンマの素晴らしさの足元にも及ばないと思うんですが、どうでしょうか。
これこそ、気軽に作れて気軽に感激することの出来る、日本の秋ならではの素晴らしい味覚なのでありますぞ。

俺がとんこつラーメンに比べて、魚介ダシのラーメンにいまいち興味が湧かないのは、要するに、こういうことなのだ。
すなわち、手間をかけてチマチマと魚介類でダシを取るよりも、魚そのものを食べてしまったほうが、ずっと旨いに決まっている。そういう事なのだ。
とんこつなら、そのままガリガリと食べるわけにはいかないから、その美味しさだけを抽出するために、長時間かけて強火で煮込む必要があるが、魚なら、それが新鮮なものである限り、ダシを取るよりも、そのまま切って食べたり、焼いて食べたりするほうが、はるかに美味しいに決まっているのだ。だって、それそのものを食べるわけだからね。
だから、俺の意見からすると、まあ鰮と秋刀魚の違いはあるにせよ、チマチマとダシを取った「」とか「華壱」なんかのラーメンよりも、秋刀魚の刺身のほうが、ずっと美味しいし、それに、安い。
それなのに、わざわざ高い金を出して、雑誌に載ったからといって、やれ紫陽花だ、追い煮干中華そばだ、と言ってブヒブヒ殺到するオタク連中の心理というものは、俺にはとても理解できない。
せいぜい、醜い行列を作って一時間でも二時間でも並んでなさい、って感じだ。
まっ、俺だって、旨い(かもしれない)ラーメンには興味はありますけどね、それにしたって、あんなに行列を作るほどではないし、それにラーメン以外にも旨いものが満載の秋の季節に、わざわざ並んで高い金出してまでラーメンにこだわる意義がわかりません。そこらへんは、やっぱり俺はオタクじゃなくて一般人なのでしょう。まあでも、それでいいと思っています。


てなわけで、今日の評価は、手前味噌ではありますが:★★★★★★★ 7!です。


やっぱり食べ物は、旬が大事ってことですよね。
旬さえ見極めれば、凡百なラーメンなんかよりもはるかに旨いものが、自宅で気軽に食べられます。
この幸せを、享受しない手はないのであります。

六厘舎 朝つけ麺 東京ラーメンストリート

たまに東京に行ったり、その他の地域に行く用事があることがありますが、新幹線はボッタクリだし、飛行機は落ちるし、在来線は乗換えが大変なので、俺が使うのはもっぱら、高速バスです。日にちや時期を選べば、名古屋から東京までおおよそ2500~3000円、場合によってはもっと安く移動できますし、乗り換えも東京まではないので基本ずーっと乗ってればいいわけで、面倒がないのが良いです。尤も、青春18きっぷの適用期間だと、在来線も良く使います。東京に行く程度なら、乗換えを何度もするのもそれはそれで面白いものです。しかし、期間が限られているので、そう頻繁に使えるものではありません。
というわけで、先日も高速バスの乗り換えで、東京駅に降りたわけですが、時刻は朝の7:00。
さすがに東京駅といえど、こんな時間にやってる店はないだろうと思いつつ、東京駅一番街をふらふらしていたのですが、東京ラーメンストリートの中に「六厘舎 朝つけ麺7:30~9:45」って書いてあったのを発見して、ああ、どうせ次のバス時間まで待たなくちゃなんないから、せっかくだから食ってくか、と思いました。

六厘舎と言えば、行列ができるので有名。この「ラーメンストリート」にある店舗も、昼間だとすっごい行列で、とても並ぶ気がしません。
どうせこういう立地にある店舗は、本店などと違って、いわゆる簡易調理キットを使ってるだろうから、わざわざそんな店に行列まで作って食べるまでもない、と思うのですが、こんな朝だし、まだ30分前だったらさすがにだれも並んでないだろう、と思ったら、もうすでに4~5人の待ち客が。おいおい、そうまでして、この「六厘舎」のつけ麺食べたいのか?そりゃ確かに、有名店だけど、今となっちゃ似たような味のつけ麺出す店なんてそこら中にウンザリするほど乱立してるだろ。それをわざわざ、六厘舎に、並んでまで食べたいだなんて、中身じゃなくて「六厘舎」という名前をありがたがってるだけじゃねーの。日本人ってそういう、名前とか権威とかに弱いですよね。どうしてなんだろう。
いえいえ、俺は違いますよ。俺は、4~5人も並んでたらまず他の店にするし、そもそも開店30分前に並ぶなんて普段は絶対にありえないんだけど、今回はどうせどこかで何か食べなくちゃいけないんだし、それにバス時間まで待たなくちゃいけないわけだから、ついでだと思って、その待ち客の後ろに並びました。
そうしたら、ものの10分で、ぞくぞくとお客が湧いて出てきて、開店する頃にはもう30人以上の長蛇の列。おいおい、こりゃ正気じゃ無いぞ。狂気の沙汰。本当に、日本人って、名前に弱いんだなあ。名前が有名だというだけで、こんな、今となっちゃどこにでもありがちなつけ麺に殺到する。こりゃお店としてはウハウハだぜ。店をそんなに喜ばせちゃいけない。なぜなら、そういう店に限って手抜きするからね。本当に旨いラーメン屋がいまいち増えず、そういう手抜き店ばっかりが世にはびこるのは、名前や権威ばかりありがたがるバカなお客のせいでもあるんだよ。そこらへんもうちょっと考えてよね。

まあでも、食う前にどんな味か予測がつくとしても、とりあえずは食ってみないとね。


六厘舎 朝つけ麺 大盛 ¥730

大盛りにしても730円、通常盛りだと630円というのは、こういう立地にしてはそこそこリーズナブルなのかもしれません。尤も、「朝つけ麺」なので、大盛りと言ってもこの程度の分量だから、通常盛りはだいぶ物足りないのだろうと思います。その分安くしてあるのかな。といっても、それほど安いわけじゃありませんね。ましてや、つけ麺なので、汁をケチっているわけだから、むしろ俺の感覚では高すぎるくらいです。
「朝つけ麺」だから、昼夜営業のつけ麺より若干あっさり気味の味に仕立て上げてある、とのことですが、俺は六厘舎を食べるのは初めてなので、違いはわかりません。
まあ、味としては、全く予想と寸分違わぬというか、よくあるマタオマ系つけ麺の最たるものです。特に面白みとかはありません。
ただし、よくある味には違いないんだけど、基本的なところはしっかり押さえている、と思います。
俺がつけ麺に求めるものは、麺とつゆの温度差。麺がキンキンに冷えていて、汁が激アツに熱ければ、それだけでつけ麺の良さの80パーセントは出ているように思います。逆に言えば、それが無ければ、どんな味であろうと、つけ麺としての魅力の80パーセントを失っているということになります。
この六厘舎はどうか。麺は、キンキンとまでは言わないけど、しっかりと充分に冷えていて、食感も気持ち良い。汁も、激アツとまでは言わないけど、決してぬるいわけじゃない。全体として、まあそれなりに温度差を楽しむことは出来る。これなら及第点だ。
残念ながら、名古屋には、こういう、基本的な部分においてすら及第に及ぶ店がほとんどない。名店と呼ばれる店ですら、ひどいもんなのだ。なぜだろうか。名古屋にはシロノワールという面白いお菓子があるわけだから、温度差を楽しむという発想は名古屋人の間には根付いているものと思っているのだけど。あんな店がはびこってるあたり、名古屋の客って意外に無頓着なんだよなあ。
そういった、名古屋の凡百のつけ麺屋さんに比べたら、この「六厘舎」、確かによくありがちな味でつまらないにはつまらないけども、しっかりとつけ麺の基本は押さえているのです。ちゃんと真面目で堅実に作ってはある。
よくある味といったって、まあマズイわけじゃないですよ。普通に旨いです。こういう類が陥りがちな、やたらと甘ったるいタレの味付けではないし、豚骨っぽさもそれなりに出てます。こういう類にしては、まあそこそこの出来です。

こういう立地だし、それに中身とは関係なくお客が殺到する店なので、手抜きしてひどい味になっているのではないかとも予測しましたが、俺が食べた限りではそういうわけでもありませんでした。尤も、俺は六厘舎を初めて食べたわけだから、昔の味を知っている人からしたら、だいぶ劣化したのかもしれません。そこらへんは俺にはよくわかりません。
でも、いわゆるこの類の、豚骨魚介太麺のつけ麺、最初期に始めたのが確かこの六厘舎でしたね。それで他の店がやたらとこういう味を真似たから、「またお前か」略して「マタオマ」になったわけで(あの「大勝軒」までこれの真似をして「濃厚つけ麺」とかいうやつを出しましたよね。ひっでぇ味だったけど)。だから、そういう類の味が「マタオマ」系と呼ばれるようになったのは、決して六厘舎が悪いわけではありません。それに、そういった後続の凡百のマタオマ系つけ麺には、ひどい味付けのものも少なくありませんが、六厘舎はさすが元祖であるからか、味自体は結構ちゃんとしたものだと思いました。
これがつまらない味に感じるのは、六厘舎のせいではなくて、これの劣化コピーを量産し続けた星の数ほどのマタオマ系つけ麺屋さんのせいですね。
だからこの味にはとりあえず敬意を表しておきましょう。でもだからといって、あんなにアホみたいに並ぶのは、狂気の沙汰としか言いようがありません。

隣の席に座った兄ちゃんが、いきなり声を掛けてきました。
聞けば、韓国人で、今新潟で教師の仕事をしていて、研修で東京にやってきたついでなのだそうです。
彼も六厘舎で食べるのは初めてだそうです。俺も初めてですよ、などと他愛もない会話をしました。
別に俺は韓国人が嫌いとかではないので、全然不愉快ではありませんでしたけど、やっぱり韓国人は日本人とだいぶ違うんだなあと思いました。
だって、偶然隣に居合わせた人に声を掛けるなんて、なかなか大胆で大らかじゃありませんか。日本人だとこんなことはまずしないでしょう。むしろ、ぶつくさ言いながら、隣の奴、邪魔っけだなあと不貞腐れるのがせいぜいの所です。
こういう韓国人、大陸人的な大らかさってのは素直にうらやましいなあと思います。
俺にも、彼くらいの大らかさがあったら、隣に偶然座ったかわいい女の子に声をかけて、仲良くなりたいものなのですが、幸か不幸か、俺が声を掛けると、絶対に無視されるか、あるいはあからさまにキモいって言われるか、席を立たれるかのどれかです。やっぱり、日本人は、そうやって知らない人に声を掛けるのもヘタクソですよね。彼のようにもっと大らかに出来れば、女の子もそう嫌がらないと思うのですが、いかんせん俺は日本人なので、どこか恥ずかしがってしまったり、根クラな雰囲気をどうしても醸し出してしまうのでしょう。あるいはただ単に、俺の外観がキモブサだからいけないのでしょうか?
こればっかりは、努力しても、直すのは無理ってもんですよ。
人生って、悲しいものですね。


今日の評価は:★★★ 3、です。


まあ並んで待ってまで食べる味でもないけど、そう混んでなければふらっと立ち寄っても損ではないでしょう。
しかし、いつ見ても、混んでるんだよなあ・・・みんなよく飽きもせず並ぶよなあ。ちょっと俺には理解できません。
並ぶのが趣味な人は、どうぞ。

六厘舎 TOKYO
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 B1 東京ラーメンストリート内(東京駅構内)
7:30 ~ 10:00 (L.O. 9:45)(朝つけ麺) 
11:00 ~ 23:00 (L.O. 22:30)

2016年10月3日月曜日

ばーばら 幸田町 らーめん

俺は普段、幸田町なんかに出かける用事はまずありませんので、今は亡き㈱愛知県民ら~めんの葵じいさんが当時しきりにばーばらばーばら言っていたので名前だけは気になっていたのですが、いかんせん今まで行く機会が無かったのです。しかし、先日、とても稀なことに、幸田町で仕事があったので、ついでに寄ってきました。

けんばいき
けんばいき

しっかし、やたらとこちゃこちゃしてわかりにくいラインナップだなあ。
大きめ画像にしてありますので、とりあえずクリックで拡大します。
いったい、どれがメインなのでしょうかね。
とりあえず、大将オススメ、お店の一番のオススメ、店長のオススメ、は、油そば、らーめん、台湾まぜそば、の、それぞれ全部のせのようです。
そりゃあ、全部のせのほうが値段が高くてお店が儲かるから、薦めるわな。
俺が知りたいのはそういうことじゃなくて、具の種類なんかどれでもいいから、ベースの味が、どれが基本のオススメなのか知りたいわけです。

らーめん(濃厚和風豚骨)
味噌らーめん
塩らーめん
台湾らーめん
台湾まぜそば
油そば
やさしい塩そば

うーん、種類がありすぎて、どれが基本の味なのかよくわからない。普通に考えたららーめん(濃厚和風豚骨)なのだろうけど、客の大部分は油そば食べてるし、台湾ラーメンや台湾まぜそばっぽいビジュアルの奴もいる。それに塩らーめんとやさしい塩そばの違いもよくわからない。
いったい、どれ推しなのか?
今回は幸田町民の人とも一緒だったので、いったいどれがばーばらのオススメなのか聞いてみたら、「油そば」だそうです。
うーん、油そば、ねえ。
このブログでは何度も言ってますが、俺は油そば、まぜそば、汁なしの類は好きではないのです。この券売機にも「油そばお持ち帰り」というのがあるじゃないですか。つまりは、あれって、スープを作る必要が無いから、家でも簡単に作れる食べ物なんですよね。そんなのをわざわざ店で食べなくてもいいかなって思う。そんなのよりも、やっぱりこの店でしか食べられなさそうな、濃厚和風豚骨とやらの「らーめん」を食ってみることにしようか。
大盛りが100円で替え玉が130円ってのもよくわからない。替え玉のほうが量が3割増しになるのか?それとも、大盛りよりも替え玉のほうが手間が一つ増えるからその手間賃か?どっちが得なのかもよくわからないですね。なんとも、不可解なメニュー・ラインナップです。



ばーばら らーめん(濃厚和風豚骨) 麺大盛 ¥800

ちょっと疲れて腹が減ってたので、大盛りにしてみました。まあ替え玉にしようかどっちにしようか迷ったんですがね。安いほうでいいやと。

見た目、かなり黄色っぽくて、なんだか天下一品のようなこってりさを期待するのですが、実際飲んでみるとこのスープはかなりあっさりしている。ちょっと物足りないくらいだ。題名に「濃厚」って付いているから期待したんだけど、期待ほどではないですね。
おそらく動物系は、豚骨と鶏がハーフ&ハーフくらいでしょうか。豚が持つ特有の強い匂いや脂っこさ、鈍重さは影をひそめ、鶏っぽい甘めの香りとさわやかさ、軽さに取って代わっている。豚骨の強みを保持しつつも、全体的に、軽さをかなり全面に打ち出しているようだ。
そこへ加わる魚介ダシは、これはほとんど鰹節の味ですね。煮干しとかではない。もしかしたら魚介系は鰹節しか使っていないのかもしれませんね。間違ってたらすいません。強い旨味というよりも、これもあっさりとしたさわやかな、軽妙な旨味を醸し出しています。旨味よりもむしろ香りの面で際立っていると言えるでしょう。
アクやクセのない、お上品で軽~い動物系ダシに、これまた軽やかに香るカツオブシ。これら2種類の風味のコンビネーションといえば・・・

そうだ。これは・・・「スガキヤ」だ。スガキヤのスープの味だ。

スガキヤを、高級に、上品にしたら、こういう味になるのではないだろうか。
そもそもスガキヤというのは、工場で作られた業務用的豚骨風スープに、店でちゃんと取ったカツオ出汁を合わせるダブルスープ方式なわけで、繁忙時間帯にはそのカツオ出汁も業務用だし液に代えていい、というマニュアルがあるらしいですが、ともかくも基本は、業務ダシと天然ダシのダブルスープなわけです。あんなに昔からダブルスープ方式を使っていたというのは驚愕に値しますが、2000年代後半に入って急速に名古屋地域にダブルスープ式ラーメンが浸透していったのは、東京の流行の物真似という部分も確かにあるでしょうが、それ以上に、名古屋人たちの舌に、ダブルスープ方式のラーメンが古くから強く根付いていたからなのではないかと、俺は思います。
ところで、スガキヤの場合は、動物系の部分を工業的スープで担っているわけですから、どうしても濃厚な味にはならず、全体でさっぱりした控えめな仕上がりになるわけです。ということは、逆に、動物系の部分を、きちんと店で取る天然ダシに置き換えるとしても、それを濃厚なものにせず、あえてあっさりと軽めに作ったとしたら、それはスガキヤを思い起こさせるような味に仕上がるに違いないのです。
この「ばーばら」のらーめん、まさにそれを実際に体現した味だと言えるでしょう。
豚骨の、アクやクセの強さを極限までに抑えて、甘い味わいの鶏白湯の割合を多くして、あえてあっさり軽く動物系ダシを作り、それを鰹節ダシとあわせる。結果として、それは、天然ダシのしっかりした存在感を保持しつつも、スガキヤに通ずるような、さりげなくあっさりとした味に仕立てあがる。
だから、高級なスガキヤ、といった趣の味がするわけですね。

考えてみれば、具も、かなりスガキヤらしいですよね。
ノリはともかくとして、メンマと、ネギと、薄いチャーシュー。これって完全にスガキヤですよ。
もちろん、そこは「高級」なスガキヤ、だから、メンマも太っとくて、コリコリで美味しいし、チャーシューも、薄っぺらいながらもよく煮込まれていて普通に美味しい。
そして特筆すべきは麺である。
これも確かにスガキヤっぽい、ごく普通の中細麺なのだけど、食感が抜群に良い。細めなのに、もちもちとした弾力があり、固いというわけではなく心地良いコシがある。ちゅるちゅると啜ると、体の中にすーっと、抵抗無く入ってくる。しかも、大盛りにしたのに、最後までノビることなく、その食感を保っていた。これは、大盛りにしてよかったです。一緒に行った人も、替え玉してましたね。でも実際大盛¥100と替え玉¥130の価格の違いはどこにあるのでしょうか。それは最後まで不明でしたが。
この、麺に重きを置くという観点も、スガキヤの影響とはまた違うけど、名古屋人のきしめん好き、うどん好きなところを反映していると言えなくもありません。ちょっとこじつけ過ぎかな?

全体として、味そのものに関しては一切手抜かりをせず、その上で、名古屋人の味覚の、ノスタルジーな記憶を呼びおこすといった組み立てのラーメンだ。
名古屋、というか、東海地域の住民には、特別な感情を引き起こすようなラーメンなのではないだろうか。
俺は名古屋の出身じゃないし、かなり大人になってからスガキヤを食べたから、このラーメンで特別な感情を呼び起こされることは無い。だから純粋に味だけで評価することになるが、味に一切の手抜かりはなくてしっかりと旨いには旨い。けど、やっぱり俺の好みからすると、あまりにもあっさりさっぱりしすぎている。脂分も足りないし、豚骨ならではの独特なアクやクセ、重量感ももっとあったほうが良い。鶏を混ぜてわざわざ味を軽くしてしまうのはちょっと勿体無いように感じるのだ。
だけども、根っからの名古屋住民にとっては、全く違った感想をもたらすのであろう。味の点では近年のラーメンらしく高いレベルを保ちながら、同時に懐かしさや安堵感を感じさせる。おそらく、味云々を超えた、名古屋人の心の奥の、決して抵抗できない部分を巧妙に突いた、新しくも懐かしいラーメンなのだろう。名古屋人たちにとってはこの味は、美味しさと同時に、いわばノスタルジックな思い出へのポインタとして機能するのであろう。

しかしなぜこれに「濃厚」という題名を付けるのでしょうか。俺にとってはこのラーメン、あまりにすっきりあっさりし過ぎていて物足りないのですが、こういう地域にお住まいのじい様ばあ様にとってはこれでも濃厚すぎるのかもしれませんね。こういう地域のお店は、市街地に立つ店と違って、やはり地元住民を大切にしなくてはいけませんからね。その意味でも、このスガキヤっぽいノスタルジーを思い起こさせる味の組み立ては、マッチングしていたのかもしれません。
俺はこれ、決して好きではないけど、でもコンセプトとしてはしっかりした、芯が通っているものだと思います。これ一本でやりゃあいいのに、なんで油そばだ台湾まぜそばだ、と、余計な方向に手を出すのでしょうかね。いやもしかしたら実は、類稀なる美味しさなのかもしれません。台湾まぜそばだって、元祖のはなびとは似ても似つかない素晴らしい味なのかもしれません。が、元祖がそもそもアレなので、どうしても食べてみる気が起こりません。それ以前に、次いつ幸田町へ行く用事が出来るかどうか・・・


今日の評価は:★★★ 3、です。


まあ、昔の店、ですかね。
今もかなり賑わってはいるけれど、ラーメン不毛の地名古屋にも、それなりにいろんな旨い店が増えた現在、相対的に考えてそう特別に美味しい、っていうものでもありません。

ラーメン屋 ばーばら 
愛知県額田郡幸田町大字大草字馬場73-1
11:30~14:00
18:00~22:30
年中無休