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2016年10月4日火曜日

六厘舎 朝つけ麺 東京ラーメンストリート

たまに東京に行ったり、その他の地域に行く用事があることがありますが、新幹線はボッタクリだし、飛行機は落ちるし、在来線は乗換えが大変なので、俺が使うのはもっぱら、高速バスです。日にちや時期を選べば、名古屋から東京までおおよそ2500~3000円、場合によってはもっと安く移動できますし、乗り換えも東京まではないので基本ずーっと乗ってればいいわけで、面倒がないのが良いです。尤も、青春18きっぷの適用期間だと、在来線も良く使います。東京に行く程度なら、乗換えを何度もするのもそれはそれで面白いものです。しかし、期間が限られているので、そう頻繁に使えるものではありません。
というわけで、先日も高速バスの乗り換えで、東京駅に降りたわけですが、時刻は朝の7:00。
さすがに東京駅といえど、こんな時間にやってる店はないだろうと思いつつ、東京駅一番街をふらふらしていたのですが、東京ラーメンストリートの中に「六厘舎 朝つけ麺7:30~9:45」って書いてあったのを発見して、ああ、どうせ次のバス時間まで待たなくちゃなんないから、せっかくだから食ってくか、と思いました。

六厘舎と言えば、行列ができるので有名。この「ラーメンストリート」にある店舗も、昼間だとすっごい行列で、とても並ぶ気がしません。
どうせこういう立地にある店舗は、本店などと違って、いわゆる簡易調理キットを使ってるだろうから、わざわざそんな店に行列まで作って食べるまでもない、と思うのですが、こんな朝だし、まだ30分前だったらさすがにだれも並んでないだろう、と思ったら、もうすでに4~5人の待ち客が。おいおい、そうまでして、この「六厘舎」のつけ麺食べたいのか?そりゃ確かに、有名店だけど、今となっちゃ似たような味のつけ麺出す店なんてそこら中にウンザリするほど乱立してるだろ。それをわざわざ、六厘舎に、並んでまで食べたいだなんて、中身じゃなくて「六厘舎」という名前をありがたがってるだけじゃねーの。日本人ってそういう、名前とか権威とかに弱いですよね。どうしてなんだろう。
いえいえ、俺は違いますよ。俺は、4~5人も並んでたらまず他の店にするし、そもそも開店30分前に並ぶなんて普段は絶対にありえないんだけど、今回はどうせどこかで何か食べなくちゃいけないんだし、それにバス時間まで待たなくちゃいけないわけだから、ついでだと思って、その待ち客の後ろに並びました。
そうしたら、ものの10分で、ぞくぞくとお客が湧いて出てきて、開店する頃にはもう30人以上の長蛇の列。おいおい、こりゃ正気じゃ無いぞ。狂気の沙汰。本当に、日本人って、名前に弱いんだなあ。名前が有名だというだけで、こんな、今となっちゃどこにでもありがちなつけ麺に殺到する。こりゃお店としてはウハウハだぜ。店をそんなに喜ばせちゃいけない。なぜなら、そういう店に限って手抜きするからね。本当に旨いラーメン屋がいまいち増えず、そういう手抜き店ばっかりが世にはびこるのは、名前や権威ばかりありがたがるバカなお客のせいでもあるんだよ。そこらへんもうちょっと考えてよね。

まあでも、食う前にどんな味か予測がつくとしても、とりあえずは食ってみないとね。


六厘舎 朝つけ麺 大盛 ¥730

大盛りにしても730円、通常盛りだと630円というのは、こういう立地にしてはそこそこリーズナブルなのかもしれません。尤も、「朝つけ麺」なので、大盛りと言ってもこの程度の分量だから、通常盛りはだいぶ物足りないのだろうと思います。その分安くしてあるのかな。といっても、それほど安いわけじゃありませんね。ましてや、つけ麺なので、汁をケチっているわけだから、むしろ俺の感覚では高すぎるくらいです。
「朝つけ麺」だから、昼夜営業のつけ麺より若干あっさり気味の味に仕立て上げてある、とのことですが、俺は六厘舎を食べるのは初めてなので、違いはわかりません。
まあ、味としては、全く予想と寸分違わぬというか、よくあるマタオマ系つけ麺の最たるものです。特に面白みとかはありません。
ただし、よくある味には違いないんだけど、基本的なところはしっかり押さえている、と思います。
俺がつけ麺に求めるものは、麺とつゆの温度差。麺がキンキンに冷えていて、汁が激アツに熱ければ、それだけでつけ麺の良さの80パーセントは出ているように思います。逆に言えば、それが無ければ、どんな味であろうと、つけ麺としての魅力の80パーセントを失っているということになります。
この六厘舎はどうか。麺は、キンキンとまでは言わないけど、しっかりと充分に冷えていて、食感も気持ち良い。汁も、激アツとまでは言わないけど、決してぬるいわけじゃない。全体として、まあそれなりに温度差を楽しむことは出来る。これなら及第点だ。
残念ながら、名古屋には、こういう、基本的な部分においてすら及第に及ぶ店がほとんどない。名店と呼ばれる店ですら、ひどいもんなのだ。なぜだろうか。名古屋にはシロノワールという面白いお菓子があるわけだから、温度差を楽しむという発想は名古屋人の間には根付いているものと思っているのだけど。あんな店がはびこってるあたり、名古屋の客って意外に無頓着なんだよなあ。
そういった、名古屋の凡百のつけ麺屋さんに比べたら、この「六厘舎」、確かによくありがちな味でつまらないにはつまらないけども、しっかりとつけ麺の基本は押さえているのです。ちゃんと真面目で堅実に作ってはある。
よくある味といったって、まあマズイわけじゃないですよ。普通に旨いです。こういう類が陥りがちな、やたらと甘ったるいタレの味付けではないし、豚骨っぽさもそれなりに出てます。こういう類にしては、まあそこそこの出来です。

こういう立地だし、それに中身とは関係なくお客が殺到する店なので、手抜きしてひどい味になっているのではないかとも予測しましたが、俺が食べた限りではそういうわけでもありませんでした。尤も、俺は六厘舎を初めて食べたわけだから、昔の味を知っている人からしたら、だいぶ劣化したのかもしれません。そこらへんは俺にはよくわかりません。
でも、いわゆるこの類の、豚骨魚介太麺のつけ麺、最初期に始めたのが確かこの六厘舎でしたね。それで他の店がやたらとこういう味を真似たから、「またお前か」略して「マタオマ」になったわけで(あの「大勝軒」までこれの真似をして「濃厚つけ麺」とかいうやつを出しましたよね。ひっでぇ味だったけど)。だから、そういう類の味が「マタオマ」系と呼ばれるようになったのは、決して六厘舎が悪いわけではありません。それに、そういった後続の凡百のマタオマ系つけ麺には、ひどい味付けのものも少なくありませんが、六厘舎はさすが元祖であるからか、味自体は結構ちゃんとしたものだと思いました。
これがつまらない味に感じるのは、六厘舎のせいではなくて、これの劣化コピーを量産し続けた星の数ほどのマタオマ系つけ麺屋さんのせいですね。
だからこの味にはとりあえず敬意を表しておきましょう。でもだからといって、あんなにアホみたいに並ぶのは、狂気の沙汰としか言いようがありません。

隣の席に座った兄ちゃんが、いきなり声を掛けてきました。
聞けば、韓国人で、今新潟で教師の仕事をしていて、研修で東京にやってきたついでなのだそうです。
彼も六厘舎で食べるのは初めてだそうです。俺も初めてですよ、などと他愛もない会話をしました。
別に俺は韓国人が嫌いとかではないので、全然不愉快ではありませんでしたけど、やっぱり韓国人は日本人とだいぶ違うんだなあと思いました。
だって、偶然隣に居合わせた人に声を掛けるなんて、なかなか大胆で大らかじゃありませんか。日本人だとこんなことはまずしないでしょう。むしろ、ぶつくさ言いながら、隣の奴、邪魔っけだなあと不貞腐れるのがせいぜいの所です。
こういう韓国人、大陸人的な大らかさってのは素直にうらやましいなあと思います。
俺にも、彼くらいの大らかさがあったら、隣に偶然座ったかわいい女の子に声をかけて、仲良くなりたいものなのですが、幸か不幸か、俺が声を掛けると、絶対に無視されるか、あるいはあからさまにキモいって言われるか、席を立たれるかのどれかです。やっぱり、日本人は、そうやって知らない人に声を掛けるのもヘタクソですよね。彼のようにもっと大らかに出来れば、女の子もそう嫌がらないと思うのですが、いかんせん俺は日本人なので、どこか恥ずかしがってしまったり、根クラな雰囲気をどうしても醸し出してしまうのでしょう。あるいはただ単に、俺の外観がキモブサだからいけないのでしょうか?
こればっかりは、努力しても、直すのは無理ってもんですよ。
人生って、悲しいものですね。


今日の評価は:★★★ 3、です。


まあ並んで待ってまで食べる味でもないけど、そう混んでなければふらっと立ち寄っても損ではないでしょう。
しかし、いつ見ても、混んでるんだよなあ・・・みんなよく飽きもせず並ぶよなあ。ちょっと俺には理解できません。
並ぶのが趣味な人は、どうぞ。

六厘舎 TOKYO
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 B1 東京ラーメンストリート内(東京駅構内)
7:30 ~ 10:00 (L.O. 9:45)(朝つけ麺) 
11:00 ~ 23:00 (L.O. 22:30)

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